物流用コンテナについて
コンビニエンスストア スーパーの裏口等を見ると 食品を運んできた コンテナが
山積みになっています 最近注目を浴びている パック卵もコンテナで運ばれて
くる事が多いですね 先日大手スーパーのバックヤードを見ましたら 錆びた
台車の上に 割れて薄汚れたコンテナにパック卵が乗っていましたね ここまで
ひどい事例でなくても コンテナについては 再考が必要な時期と考えます
少し コンテナについて 考えてみたいと 思います
●呼び方 様々な呼び方があります ここからは番重と呼ばせて 頂きます
トート 番重 バッカン コンテナー 平コン 入れ物
●材質 ポリプロプレン ポリエチレン等々 色々な材質が使われています
理想としては 割れにくく 汚れにくく 殺菌に強い物が理想です
現状ではポリプロプレン主体の物が いいですね
●色 工場の中で 分ける必要がありますので 様々な色を付けることを
考えた方がいいと思います 考え方として 次の分類があります
工場の特性によって 分類方法は変わると思いますが 最低の
分類です
・外番重 工場の外と工場を運ぶ専用
・内番重 工場の中で製品を運ぶ専用
・野菜用 使う素材によって 分類が必要です
・肉用
・玉子用
・加熱前 加熱されたか されていないかの分類です
・加熱後
・規格外用 工程での不良品を入れる専用です
●洗浄方法 ブラシでこすって 洗剤で洗浄して 殺菌して 乾燥が必要です
どうしても水垢がついて黒ずんで来ますが その水垢もとるような
洗浄が 必要ですね
外番重と内番重
肉番重と野菜番重
加熱前と加熱後の番重 このそれぞれの番重の洗浄は 洗浄機を
区別した方が いいですね
●使用限度 番重を一度購入すると 何年でも使えるような錯覚に陥りますが
水垢が付いてきたり 無くなったり ささくれだったりして 一斉に
交換が必要な時が あります そのために 購入した年月日を
番重の横に印刷しておくと 一斉に交換できますね
割れて 異物混入の可能性のある 番重を使用しているのは
論外ですね
●使用方法 殺菌前と殺菌後 使用前と使用後 誰がみても 区別出来る事が
必要です 殺菌前の番重に製品を入れていくと 汚染されてしまい
ますので 洗浄後は 下向きに積み重ねて 殺菌後は 札を付ける
理想は 何日の何時何分に殺菌した 番重で いつまで使用して
いいか判る 札を付けるのが 理想ですね
●台車 番重を使用するには 台車が必要です
材質はステンレスで 台車の車の材質も白い材質がいいですね
黒いタイヤを使うと 工場が汚れてきます
台車の高さは 工場の考え方で 床の汚れが跳ね返らない高さが
必要です 工場内で 殺菌後の製品を入れて運ぶ台車は 最低
15cmの高さは ほしいですね
●保管方法 コンビニエンスストアの裏に行って見てください 様々な番重が
雨ざらしになっていますね そして今の時期なら 風で運ばれた
木の葉 埃が番重に入って行きます また 地面に直接置かれて
いますから 虫等も 入って来ます その番重が トラックに乗って
あなたの工場に入って来ます
すなわち 外に置いてある 番重はすっかり外で 虫も入っていると
考えた方が いいですね
工場に帰ってきた番重は最低 屋根があって 床が地面から上がっている
場所に保管したいですね
よく見る光景は 配送トラックが帰ってくると 工場の周りに 野積みに
番重を積んでいる 光景をよく見ます 野積みにすると雨風 太陽の光で
食品を入れるのには 考えなくてはいけない状態になりますね
いくら洗浄して使います と 行っても 工場の中に ネズミ 虫が
入り込んでいる可能性のある 番重 パレットを 入れるのは
考え物ですね
一度 工場の中の 番重を チェックしてみて ください
私のお話が皆さんの工場管理を、耕し続けるヒントになれば幸いです。