========================================食品工場長の仕事とは===
コンテナ洗浄室の作業環境について
読者の方からメールを頂きました。
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毎回楽しみに拝見させていただいております。
コンテナ洗浄室の作業環境について質問を・・・。
弊社の洗浄室は洗浄機の機能上、高湿度・温度と特に騒音発生があり、作業
者にとって好ましく無い環境なので扉・シャッター・窓を開放状態で作業をして
おります(外で行っているのと同じ)。その洗浄済みコンテナが加工場に搬入さ
れるので虫などが一緒に運び込まれてきたことが何度か報告されることがあり
ました。
閉鎖環境でおこなうよう指導したのですが、上記の劣悪な条件なので作業者の
同意が得られずにおります。
一般的な洗浄室環境はどのようなものなのでしょうか。
アドバイスをおねがいします。
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真夏の洗浄室の作業環境の悪さは想像が付きます。外から帰ってきた番中、
コンテナは、異物、特に虫、蛇が付いている前提で取り扱う必要があります。
作業場として考えられるのは、また私がいままで経験してきたコンテナ洗浄室は
次のようなところでした。経費も有りますが色々工夫する事はできると思います。
新築で工場を、たてられるときは、充分検討する必要があります。
1 完全に外で作業をしている。屋根だけがついている作業場で仕事をしている。
2 部屋はあるが、外と同じ環境で窓、扉は開け放っている。
3 工場の一室でダクトで排気し空調管理をしている
小さな工場では、3は厳しいと思います。よく考えられている工場では、帰って来た
コンテナ置き場は、屋根のついた、外と同じ環境で、洗浄機を出るところから
工場の中に入っていって、受け取りは自動になっている工場がありました。外の
コンテナを整理する人は、外で働いている状況です。
設備的に工夫できないときは、最悪でも外の日陰の環境を取らなくては暑さで
作業者はバテてしまいます。
そのためには、
1 作業者の作業着の工夫
2 水分補給の工夫
3 太陽の光が入らないようにする工夫
4 換気をして洗浄機の暑さが部屋にこもらなくする工夫
5 作業者の体に風、冷気が当たるような工夫
色々な事を考える必要があります。
一番大切なことは、品質を前提に窓を閉めれ、と話すのではなく。
窓を閉めて、虫が入らないような環境を作りながら、作業者の事を考える
事です。誰かが真剣に考えれば、その思いは、自然に作業者に伝わると思います。
いかに知恵を出して工夫するか、それが大切です。
私のお話が皆さんの工場管理を、耕し続けるヒントになれば幸いです。