==================================食品工場の工場長の仕事とは==

■■    コンビニ店主「見切り販売」の動き 販売期限前に値引き

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おはようございます。河岸です。

ゴールデンウイークの最後の日はいかがお過ごしですか。もっとも7日8日と

続けて休んでいる方もいると思います。

遊びすぎて疲れてしまわないように今日はのんびりされたらいかがですか。

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今週のお勧めの本です。

私が書いた本です。是非工場に備えてください。

http://astore.amazon.co.jp/koujyou-22/249-0151581-1769102

 

 

成功はゴミ箱の中に レイ・クロック自伝―世界一、億万長者を生んだ男

マクドナルド創業者 (PRESIDENT BOOKS) (単行本) レイ・A. クロック (著)

柳井さんの言葉だけでも

 マクドナルド王国を造った方の書いた本です。

 テンポが良く300ページ以上の非常に厚い本ですが、すーーと読むことが

できます。

 付録にレイ・ロックの金言、私はこう読むと柳井正さんが書いています。この

付録だけでも、読む価値はあると思います。

 「事業の成功を目指すならば、ビジネスにおけるすべての基本を遂行しなく

てはいけない」

 「仕事とは、その人の人生にとってハンバーガーの肉のような存在である。

「仕事ばかりして遊ばなければ人間だめになる」という格言があるが、私は

これに同意しない」

 両方ともまさしく金言です。

 「24時間、仕事を考えて暮らしているのが経営者じゃないかな」と柳井さん

は話しています。

 仕事に悩んでいる方に是非読んで頂きたい一冊です。

http://astore.amazon.co.jp/innsyokutenn-22/detail/4833418452

 

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 コンビニ店主「見切り販売」の動き 販売期限前に値引き

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コンビニエンスストアの廃棄弁当について

 本日の朝日新聞の一面に大きく出ていました。

 私は一度パック詰めを行った商品は売り切るべきだと考えています。消

費期限の時間が近づいてくれば値引きを行って、最後は半額以下でも売り

切る事が食べ物を大切にする上でやらなければならない事だと思っていま

す。確かに、消費期限が近づいているお弁当を買いに来る方が値引きされ

るのを待って混乱が起きるかもしれません。残り数時間の商品を待ってい

る方が行列を作るかもしれません。

 しかし、いま現在値引きで販売を行っているお店での状況を分析して問

題点を改善することで、廃棄を減らすことができると思います。

 

消費者の側からできること

 スーパー、コンビニエンスストアで弁当、牛乳など消費期限が短い物を

買うときに、私たちは商品をひっくり返して、手をショーケースの奥につっこ

んで、奥の商品から買っていませんか。

 商品を陳列するときに、鮮度の短い物を手前に置いて鮮度の長いものを

奥に置いています。お店の陳列方法を知っている方は、奥の商品を取り出

すために手を奥に奥に入れて、一日でも、一時間でも新しい商品を取り出

そうとしています。

 結果として、誰にも買われることの無い商品が、棚に残ってしまって、最

後は廃棄されてしまいます。

 その日に直ぐ飲む、牛乳、直ぐに食べるお弁当は、手前から素直に買い

物をしませんか。

 手前から商品を買うことで、廃棄される商品が1パックでも減らすことが

出来るとおもいませんか。

 コンビニエンスストアの廃棄を問題にするときに私たち、消費者側にも

出来る事があることをかんがえてみませんか。

 

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コンビニ店主「見切り販売」の動き 販売期限前に値引き

朝日新聞 朝刊 2009年5月6日3時1分

http://www.asahi.com/business/update/0506/TKY200905050171.html

 売れ残りによる廃棄を減らすため、販売期限前に弁当などを値下げして

売る「見切り販売」を導入するコンビニエンスストア加盟店が各地で出始め

た。公正取引委員会によるセブン―イレブン・ジャパンへの調査が判明した

今年2月以降、見切りを始めた複数のオーナーが「廃棄が半分に減って

利益が増えた」と話している。すでに国会でも取り上げられており波紋が

広がっている。

 西日本のセブンオーナーは、3月から弁当や総菜などの見切り販売を始

めた。本部指導員からは「全店に広がったらセブンはつぶれる」と言われた。

1カ月間に出る廃棄の量は「半分以上も減った」。値下げをするため、売り

上げは5%減(前年同月比)だったが、店が負担する廃棄代が減ったため

利益は逆に3割以上増えた。「特に主婦のアルバイトは、食品を捨てること

に後ろめたさを感じていたようで、喜んでいます」

 昨年末から度々、本部側に見切り販売を提案していた東日本のオーナー

も3月から踏み切った。これまで「契約解除になりますよ」と高圧的だった

本部指導員の態度が、ややおとなしくなったためだ。1日あたり最大で1万

円分の商品を見切り販売した結果、廃棄の量は約半分に。売り場での混乱

もなく安心していた。

 一方、福岡県の40歳代のオーナーは「契約更新の拒否が怖い」と、踏

み出せないでいる。更新は10年も先の話だが、公取委の調査結果がで

るまで、様子をみるつもりだ。

 見切り販売がどの程度広がっているか現時点でははっきりしないが、公

取委の調査結果次第ではさらに広がる可能性がある。

 セブン―イレブン・ジャパンは「デイリー商品(弁当や総菜など消費期限の

短い食品)の値下げを実施している店舗はごくわずか」と主張している。

朝日新聞の報道で公取委の調査が明らかになった2月下旬以降、同社を

含むコンビニ加盟店オーナー三十数人から情報や意見が寄せられた。

 同チェーンオーナーの中には「廃棄の一部を本部が負担するべきだ」

(関東)、「本部の経営が傾いては元も子もないが、現状は本部の一人勝

ち。利益配分を再検討するべきだ」(中部)と、改善を求める声があった。

ただ「一部の不良店による『騒動』にすぎない」(関西)と距離を置く人も少

数ながらいた。

 他チェーンオーナーにも波紋は広がっている。東京の他チェーンオーナーは

「以前、見切り販売をしたいと訴えたとき『できないことになっている』と本部

に言われた。報道をみて、ウソだとわかった」と憤る。複数の他チェーンオー

ナーが「セブン以外でも値引き制限がある」と、公取委に被害申告したという。

 

■廃棄量、年1000億円規模 

 今回の公取委の調査の趣旨は「本部の優越的地位の乱用があったかど

うか」だが、環境への影響を訴える声もオーナーらの間で多かった。複数の

オーナーによると、1カ月間に出る廃棄は1日の売上高が目安だという。少

なく見積もって売り上げ40万円の店なら、1カ月で40万円分の廃棄が出て

いる計算だ。コンビニは全国で約4万5千店で、売れ残りの廃棄量は全国で

年1千億円を超える。

 3月4日の参院農水委員会で石破農水相は、コンビニ弁当の廃棄問題を

問われ、個人的見解としつつ「賞味期限内のものを捨てちゃうっていった

いなんですかと。もったいないという発想がもっとあってしかるべきだ」と答

弁。日本人が食べずに捨てる食品廃棄の総量が、世界中の食糧支援の3

倍にあたるといったデータもそらんじてみせるなど、問題意識を示した。

 また、野田消費者行政推進担当相も、同月25日の衆院消費者問題特別

委員会で「消費可能な食品が大量に廃棄されているということは資源の有

効利用、地球環境への影響など多くの問題につながっている」と答えた。

 一方、セブン―イレブンも対策をしていないわけではない。同社の発注精

度は高く、「他社がまねできないほど」(業界関係者)の低廃棄率を達成して

いるとされる。

 また、弁当工場で出た食品残渣(ざんさ)や売れ残りを回収し、飼料や肥

料にリサイクルする活動も03年から開始。すでに一部の総菜については、

リサイクル肥料で育ったホウレンソウが使われているという。

 だが、こうしたリサイクルの取り組みは首都圏の一部地域にとどまってお

り、全国的な活動に広がるまでにはまだ時間がかかる。

(高田英、益満雄一郎)

 

 

私のお話が皆さんの工場管理を、耕し続けるヒントになれば幸いです。

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