==================================食品工場の工場長の仕事とは==
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■■   子どもたちを守れ 
■■■                    2011年8月21日発行 
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おはようございます。河岸です。雑誌「世界」9月号は放射能汚染時代
特集です。その中でも肥田舜太郎さんのインタビューは一読をお勧めし
ます。
ツイッターをしています。食について是非合智しませんか。
https://twitter.com/ja8mrx
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10月28日金曜日 埼玉県さいたま市 ソニックシティーで無料講演
を予定しています。講師は私、河岸宏和です。
「安全でおいしい食品を選ぶために」もちろんセシウム牛肉、o-157カ
ルビについても触れます。
埼玉で働いている方、住んでいる方が対象です。検索をしてみてください。
12月8日木曜日 東京でサイエンスフォーラム主催の講演会で私、河
岸宏和が話します。テーマは「風評被害を抑える情報の伝え方」です。
毎日新聞社の方、そのた豪華な講師陣です。是非 手帳に印を
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・食品工場の参考になる本  
   http://astore.amazon.co.jp/koujyou-22/249-0151581-1769102
・中食・外食で参考になる本 
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 子どもたちを守れ
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子供の顔を見て食べさせられるか
 水俣病、森永のヒ素ミルク中毒事件、PCBのカネミ油症事件、
イタイイタイ病など、過去、日本においてはさまざまな食品中毒事
件・汚染事件が起こっています。
 これらの事故・事件は、国や世の中が認めるまで、発生から10
年、20年という長い年月がかかっています。
 その間に、誰が最も大きな被害をこうむるかといったら、「子ど
もたち」です。これらの事件が教えてくれた大きな教訓です。
 大人の場合、症状が出なかったり出にくかったりします。しかし、
子どもにはダイレクトに出てしまう。妊娠中のお母さんが食べた場
合、お母さんには出なくても、赤ちゃんには出てしまう。妊娠中の
お母さんだけでなく、これから妊娠する可能性のあるすべての女性
に、心してほしいことです。
 産まれた子供の事を考え本当に安全な食べ物を自分自身が食べて
いるか、子供に食べさせることが出来ているか考える時に来ている
と思います。
 こうしたことを考えると、避けられるリスクは全部避けておいた
ほうがいいと私は思います。
 本当にちょっとなら影響はないのか、それが積み重なったときど
うなるのか。それがあふれたときはどうなる
のか、子どもたちはどうなのか。
 まして、放射能は五感で判断できないものです。「見るからに腐
っている」「臭いがおかしい」といったように、見た目や嗅覚、味
覚ではわからないものです。
 物事には必ずリスクがあります。交通事故に遭う、川下りの事故
に遭う、水難事故に遭う、夏休みの今は、毎
日のように事故のニュースが入って来ます。
 親の不注意の事故もあります。パチンコ屋の駐車場に止めている
車の中に子供を放置するのは、事故では無く
事件だと私は思いますが、いくら注意しても無くならない事故の一
つです。
 交通事故で亡くなる危険性、水難事故で亡くなる危険性より食中
毒事故で亡くなる危険性は桁違いに少ない物です。だから、食品の
安全性が確保出来ているとは私は言いません。
 森永ヒ素ミルク世代の私は、特に食の安全性を考えます。
 自分の子供に対して「大きくなーーれ」「元気に育ってほしい」
と祈りながら飲ませていたミルクに「ヒ素」と言う毒が入っていた
ら、毒を毎日子供に飲ませていたと思ったら親はどうしたらいいの
か、どう考えたらいいのか想像も出来ません。
 今回の原子力発電所事故の放射線物質の拡散、内部被曝の可能性
についても、米についても、測定値が国の定める暫定基準値(1キ
ロ当たり500ベクレル)を下回っていれば、子供が一生食べ続け
ていても安全かどうか私にはわかりません。
 となると、本当は政府が対策をすべきです。しかし、現実にはす
べてが後手後手にまわっている以上、私たちは自衛手段を講ずるし
かありません。
 放射能汚染食品を避けるのも、気にせず食べるのも、個人の選択
ではあります。ただ、食べ物のリスクということを引き受けたうえ
で、自分の大切な子供に食べさせることが出来るかどうか、自分の
軸、自軸を持って選び判断の出来ない子供に食べさせるのが大切だ
と思います。

私のお話が皆さんの工場管理を、耕し続けるヒントになれば幸いです。

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