==================================食品工場の工場長の仕事とは==
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■■ カレンダーは何を使っていますか
■■■ 2008年12月25日発行
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おはようございます。河岸です。
私の新しい本、「食品販売の衛生と危機管理がよ~くわかる本 」がそろそろ
本屋さんに並んでいると思います。
食品販売する方の従業員教育に最適の本だと思っています。
是非、本屋さんで見かけたら、手にとって見てみてください。
ご感想など、アマゾンにコメントをいただけると助かります。
本屋さんに行く時間の無い方は、アマゾンからどうぞ。
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今週のお勧めの本です。
「食品販売の衛生と危機管理がよ~くわかる本 」 秀和システム 河岸 宏和
食品販売の基礎が図解で説明しています。
食品販売の売場管理から清掃、クレーム対応まで網羅した食品販売の衛生
と危機管理のノウハウがよくわかる入門書です。
「ウソをついちゃいけない」子供が幼稚園で学ぶ事の一つです。
2008年に発生した中国毒餃子事件が発生したときに私は様々な報道関係者
の方から質問を受けました。
私は「食品の危害は細菌による食中毒だけでなく、洗剤、殺虫剤などの化学
薬品の事故も発生します。食品製造現場での化学薬品の取り扱いは十分な注
意が必要なのです。毒餃子事件は害虫を駆除するための殺虫剤が混入したと
思います」とコメントを繰り返しました。
食品を販売する時点での品質管理がさらに必要になってきています。
食材の管理方法から、品名や産地表示のルール、異物混入やアニマルアフ
ェアといった用語解説、店舗の駐車場や納品車両の管理、冷蔵ケースの温度
管理、販売ケースの清掃、手洗いや服装規定の徹底、アレルギー物質や厨房
の温度、トイレ、ゴミ箱、避難経路など様々な物や場所の管理方法、ネズミや
ゴキブリの痕跡チェックと侵入防衛策、ノロウイルスや黄色ぶどう球菌などの食
中毒菌、危機管理を行なうために必要な部署とクレーム対応のやり方、事故発
生時の社告やお詫び会見のポイントまで食品販売の危機管理に必要な知識を
徹底解説しています。
食品を販売するときの品質管理、危機管理の基本を詳しく判りやすい図解で
説明しています。
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目次
第1章 食品販売に求められる衛生管理・危機管理とは
第2章 店舗の環境から考えること
第3章 店舗の入り口から考えること
第4章 従業員教育について
第5章 清掃、洗浄、殺菌について
第6章 厨房の環境について
第7章 ペストコントロールについて
第8章 表示について
第9章 バックヤード加工の管理について
第10章 食品販売で注意する食中毒菌について
第11章 危機管理を行うために必要な部門
チェック表
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カレンダーは何を使っていますか
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工場で使用しているカレンダーでつきあいがわかってしまいます
工場の会議室、事務所のカレンダー、あなたの机の上のカレンダーは、何を
使っていますか?
最近はパソコンが一人一台になってきましたから、パソコンの中にカレンダー
を入れて、カレンダーを使用しない方、手帳を見るのでカレンダーはいらない方
が増えて来たと思います。
しかし、机のそばにちょっと先を考えるときに、一年間のカレンダーがあると
イメージが広がる物です。
カレンダーを一切、事務所、会議室、現場から取り除くことは難しいと思います。
あなたの工場では、どんなカレンダーを使っていますか?
銀行のカレンダー
親会社のカレンダー
自社のカレンダー
販売先のカレンダー
仕入れ先のカレンダー
購入したカレンダー
いろいろなカレンダーが有ると思います。
私は視察、点検などで、いままでいろいろな工場に行きましたが、びっくりし
たのは全てのいただいたカレンダーの会社名のところを、切り抜いて大きな
カレンダーの周りに全て貼っていました。その工場の仕入れ先、販売先、銀行、
その他つながりの有るところから年末に頂いたカレンダーを、全て貼っていまし
た。ちょっと壮観なイメージでこの工場の責任者の心配りが伝わって来た気持
ちでした。
このようなお話は、極端ですが、カレンダー、メモ用紙、クリアファイル、マッチ、
ライター、ボールペン等々、会社の名前の入ったもので、結構工場とのつなが
りがわかってしまうのです。
映画「マルサの女」でも、パチンコ屋の裏口座の取引銀行が机の上に置いて
あったマッチから解ってしまうシーンがありました。
みなさんの工場では、取引先からのこのような景品に対して、どのように対
応していますか。
私のお薦めは、いっさい会社名の入ったものは受け取らない事です。
お歳暮のところでも話しましたが、↓↓↓
http://homepage3.nifty.com/ja8mrx/oseibo2.htm
当社では、一切、お歳暮を受け取らない決まりになっています。と話しますと
「手帳、カレンダーくらいはいいでしょう。」と、いう話になります。一度カレンダー、
手帳を受け取ってしまうと、毎年手帳を期待したり、家に貼るカレンダーを期待し
たり、忘年会で分ける景品にしたり、助助に慣れていってしまうのです。
特に経費削減で文房具類が、締め付けられていると、業者からの手帳、ボー
ルペンに期待してしまいます。
全ては、ボールペンから始まるのです。業者の方も心得ていて、ボールペン、
メモ用紙、クリアファイル、手帳、カレンダー等、家に持って帰るようなものから
徐々に攻めてくるのです。
その経費が全て、仕入れ価格に反映していることを認識して無くてはいけま
せん。
皆さんが、使用している手帳は、業者の名前が入っていませんか。
皆さんが、使用しているボールペンは、業者の名前が入っていませんか。
経費節減と言って、業者からこういった景品を集めている方もいますが結果
として逆に高くついていることになります。
同じように業界雑誌を、業者に送って来させている事もあります。
全てを綺麗につきあうのは非常に難しいですが、せめて身の回り、家の中に
業者から頂いた物を使用しない綺麗さが必要だと思います。
私は、ここ10年くらいは、家に貼るカレンダーは買うようにしています。
私の部屋はコルクでできた、1年が全てわかるカレンダーにしました。
カレンダー、文房具は自分のお金で「買うものだ」と思う事が大切だとおもい
ませんか。
私のお話が皆さんの工場管理を、耕し続けるヒントになれば幸いです。