=================================食品安全教育研究所発行=
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■■ 虫類が生息出来ない環境作り
■■■ 2016年6月11日発行
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おはようございます。河岸です。
工場周辺の雑草が虫類の巣になっている可能性があります。
工場周辺の公共の土地の雑草処理を考えてみませんか。
近隣の方にも喜ばれます。
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●私のセミナーの案内です。
・講座名:“食の安全”を確保するための製造工場の運営
・管理と品質問題への対処法
【食品工場の想定外トラブルに対しての対処法を伝授!】
異物混入防止、アレルギー対策、防虫・防鼠、クレーム
発生後の再発防止、ミスを起こさない商品設計など“食の
安心・安全”を確保する品質管理手法を包括的に解説します。
・日 時:2016年8月26日(金) 13:00〜17:00
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河岸宏和の紹介と伝えていただければ1万円引きに
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他社の失敗から学び想定外をなくす
「図解 食品工場の基本とリスク管理」
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虫類が生息出来ない環境作り
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作業場の中に巣を作らせない
食品工場の作業場の中に虫類が
侵入しても巣を作る事が出来ない
ような環境を造り上げる事が大切
です。巣は、木製品、段ボール箱
のなみなみの部分などに造ります。
作業場内には、木製のパレット
等の木製品を置かないようにしま
す。特に作業台などの天板の裏の
部分がベニヤ状の木製で出来てい
る場合がありますので注意が必要
です。
壁などの材質も注意が必要です。
工場が建ってしまっているので直
ぐには直すことは出来ませんが、
壁の材質がベニヤで穴が開いてい
る場合は、壁の中が巣になってい
る場合があります。壁がブロック
で出来ている場合は、ブロックの
穴の中が鼠の巣になっていたこと
もあります。
壁の幅木、壁の腰板の部分にス
テンレスを貼っている場合は、ス
テンレスと壁の隙間の部分にパテ
埋めが完全でないと壁とステンレ
ス板の間がゴキブリの巣になって
しまいます。
一週間に一度は確認する
防虫防鼠の会社にモニタリング
を依頼している場合でも、業者の
確認は一ヶ月に一度が通常の点検
になります。最低でも、一週間に
一度は捕虫機などのモニタリング
装置を確認すべきです。外部侵入
の飛翔昆虫が増えている場合は、
排煙窓などがあいていないか、排
気扇が止まっていないかなどの通
常考えられない箇所から飛翔昆虫
が侵入していないかの確認が必要
です。
虫類は大量発生すると手に負え
なくなり、殺虫剤に頼って対処す
る場合があります。しかし、食品
工場内で殺虫剤を噴霧する事は生
産設備の養生を行っても非常にリ
スクが高くなります。殺虫剤に頼
ることなく、捕虫機だけで無く、
フェロモントラップ、歩行昆虫等
が通常の捕獲数よりも少しでも増
加した場合の予兆をつかめる体制
が必要なのです。
点検のポイント
1 工場内に木製品が無いか
2 壁の材質、幅木に隙間が無いか
3 捕虫機などの捕獲数を毎週把握しているか
私のお話が皆さんの工場管理を、耕し続けるヒントになれば幸いです。
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