========================================食品工場長の仕事とは===

   会議の進め方について


みなさんの工場はどのような会議がありますか?

 

毎日の朝礼

毎日の製造打ちあわせ

収支会議

製造会議

製造販売調整会議

品質管理会議

原料仕入れ量の会議

物流会議

新商品開発会議

新入社員の教育

。。。。。。。。。。。。。。。。。

 

 簡単に考えただけで、これだけの会議が考えられます。会議のための会議、時

間が余っているので会議している、なんて事は、最近は、はやらないので無いと

思いますが、得てして会議をやれば、安心だなんて事が有ります。会議室での問

題点を考えると色々考えられますが、主催者が一人で話して独演会を行っている

会議はよく見られる行為です。話している本人は満足するかもしれませんが、周り

の人間、出席メンバーはただただ聞くだけで誰も独演状態の方を止めることはで

きません。止めようとしたり、他の意見を話すと更にパワーアップして話しを続け

る場合もあります。独演会よりもひどいのが何も決まらない会議です。主催者は

報告を求めるが疑問点、提案、決めてほしいことなどを提案すると、それば別の

席で決めましょうなどと話される場合が有る会議です。会議は出席者全員の時

間を束縛します。一時間でも10人なら10時間そして毎週行うのであれば

10時間×50回で500時間が無駄な時間になります。この時間を生産に当てる

と生産効率が非常に上がるのは説明がいらないと思います。

 

 

会議を進める上で大きな考え方としては次の点を決める必要があります。

1 会議の回数

2 参加メンバー

3 会議の時間

 

 

もっと細かく考えると次の点を決める必要があります。

 

1 会議の主催者はどなたですか

    だれが主催者か、議長かと言うことです。会議は議長で進捗、方向性が 

    決まりますので、主催者を明確にしておく必要が有ります。

 

2 事務局はどなたですか

    出欠の確認、会議案内の配布、事前に会議資料の配付、討議事項のま

    とめ等、事務局の役目は大切です。事前に何を決めて何を行うか調整し

    た上で会議を開くことが大切になります。

 

3 会議資料の事前配布

    最低でも、中一日はおいて、会議資料を配付する必要があります。

    事前に配布することによって出席者は、無言で過ごす時間と、今回は

    資料を持ってきていないので解りませんという発言が、防げます。

    当然資料は前もって読み込んでおくことが必要になります。

 

4 会議の目的結果を表す数値のチェック

    会議によって動く数字を、明確にする必要があります。

    前月より、昨年より、その数字が良くなることが必要です。

    数字で話すことにより、感情が抜けて議論に集中できます。

 

5 前回の会議の宿題を明確にする

    毎月、毎週の会議の前回の宿題のチェックが必要です。宿題を

    やってこない人に対しては、大きな声でせめることが必要です。

    大きな声でなくても、宿題をやり遂げる癖をつける必要があります。

 

6 次回の会議の宿題を明確にする

    次回の会議で、これを発表してもらう。次回の会議までにこの問題を

    解決する。その宿題を、担当を明確に決めて議事録に残す事が、

    大切な点だと思います。その宿題を次回の会議で発表する人を、

    明確にしておく必要が有ります。会議の当日「え、私でした?」って言う方も 

    いますからね。

 

7 参加メンバーを明確にする

    参加するメンバーのそれぞれの役割は何かを明確にします。参加するこ

    と情報共有化に目的があるのであれば資料の配付、一方的な朝礼など

    で済むはずです。

 

 

 

今日は意義のある会議だった。

 といいながらおいしくくビールが飲める会議って少ないですね。

 

 

私のお話が皆さんの工場管理を、耕し続けるヒントになれば幸いです。

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