食品工場の中には、いろいろな化学薬品があります。その中には体内に
入ると中毒になり、最悪の場合は死に至るものも含まれています。
例えば、
手洗いで使用するオスバン
殺菌でよく使う塩素
ハムやさんの亜硝酸塩
全て、工場の中で呼ばれている呼び方で書きましたが、万が一、
誤飲した場合、またその気になって飲んだ場合等、いろいろな場合が
考えられます。皆さんの工場の化学薬品について、全てリストアップして
万が一の場合を考えておく必要があると思います。
参考になるホームページです。
(財)日本中毒情報センター・ホームページ
http://www.j-poison-ic.or.jp/homepage.nsf
たとえば、手洗い等で良く使用する、塩化ベンザルコニウムの人の推定致死量
(経口)は30〜400mg/kgといわれています。このオスバンは、さりげなくトイレ、
手洗い場に置いてありませんか?
化学薬品、洗剤については、次のことを行う必要があります。
@化学薬品、洗剤の品名のリストアップ
Aその化学薬品を万が一誤飲した場合の対処方法をファイルする
B工場の近くの医療機関で対応してくれるところを確認しておく
特にBについては、日常からオスバン、亜硝酸等々工場で使用している
化学薬品をお医者さんと打ちあわせて置いて、その解毒する薬品等を
常備しておく事が必要になります。
イラン戦争で天然痘の予防注射とサリン対策のPAMの薬剤を持参したように
万が一の対策をどのくらい取っておくかが大切な点だと思います。
更に、その気があって工場の薬剤が製造工程に混ぜられたり、
盗まれないように保管場所にカギを、つけて毎日の在庫管理が必要な事は
いうまでもありません。
浄化漕薬剤を、ポットに混入させる事件も有ったくらいですから、
みなさの工場も充分すぎるくらい注意されてもいいと思います。
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