========================================食品工場長の仕事とは===

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■■　　　　意見交換の仕方について

■■■　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　２００５年４月１７日発行　

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おはようございます。

河岸です。関東は桜も散ってしまいました。私の家のクンシランは今年も

綺麗に花を咲かすことが出来ました。クンシランは寒さに６０日間あてないと

綺麗な花が咲きません。置き場所を家の中で変えたので咲かないかと思って

いましたが花が綺麗に咲いて安心しました。

　　http://homepage3.nifty.com/ja8mrx/sodateru2.htm

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意見交換の仕方について

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どんな事でもいいので是非質問のメールをお願いします。

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工場長　様

いつもメール拝見させて頂いています。

私は医薬品会社の品質管理課に所属しています。4月で入社３年目です。

いきなり質問なんですが、以下の通りです。

Ｑ．以下の会議でのベターな意見交換の仕方について教えてください。

　工場内（品管と生産）での会議

　対メーカーとの会議

私は両方の会議によく出席しておりますが、対メーカーとの会議が多いため、工場内

での会議でも、つい攻撃的になってしまうことがあります。よく品管は生産を助ける

ためのものだと言われますが、お互いが気持ちよく会議を進めるためにはどのように

したらいいのでしょうか？

宜しくお願い致します。

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　メールありがとうございます。品質管理になる方は、新入社員の時から専門職

的に品質管理をやられている方と、本人の希望とは関係なく異動で品質管理を

やられている方がいると思います。色々な方と話していると、本人の性格でしかた

ない話し方の場合も有りますが基本的には、話し方と、本人の性格は別だと思い

ます。挑発的に話されても最近はかっとしなくなってきましたから、私も大人になった

と思っています。今回の質問の方のメールの中で非常に気になることがあります。

「対メーカーとの会議が多いため、工場内での会議でも、つい攻撃的になってしま

うことがあります。」　と有ります。品質管理で仕入れの検査の立場であれば少し

攻撃的な発言が有っても仕方ないともとれます。しかし、攻撃しただけでは進歩が

無いのは事実です。仕入れ原料の品質が良くなければ、自社の品質は良くなりま

せん。最近でも、仕入れ商品の餃子の品質管理がいい加減で食品の通信販売を

止めてしまったところもあります。常に運命共同体として考えなければいけないと

思います。品質管理の弱いところには、少し声を大きくして話さなければ通じない

時も有りますが、基本は、ムカデ競争の先頭という考え方です。品質に関する

問題については、品質管理はムカデ競争の先頭になってヒッパッテ行く必要が

あります。ムカデ競争は、息が合わなければ進むどころか、直ぐに転んでしまいます。

たった一人足が反対に動いても前に進むことが出来ません。「右左。右左」と

先頭が大きな声を出して進む必要があります。この先頭を品質管理が行っていると

考えれば会議での自分の進むべき姿が解ってくると思います。

　品質管理がメーカー、社内で話すとどうしても、注意していることが多くなって

しまいます。同じ事を話しても受け取る方では責められてしまうときと、何かこの人

と話していると手伝ってくれそうだと思うときに話してくれる内容は変わって来ます。

「何かお手伝いできる事はありますか？」「私に出来ることは何かありませんか？」

このフレーズから入るとずいぶん現場受けは変わってくると思います。

もう一度お話しします。品質管理は決して監督、コーチではなく、選手の一員で

有ることを考えてください。そしてチームでの仕事は、ムカデ競争の様に息が

会わないと前に進むことも出来なくなってしまいます。

その延長が会議だと思います。

皆さんのご意見お待ちしています。

私のお話が皆さんの工場管理を、耕し続けるヒントになれば幸いです。