==================================食品安全教育研究所発行=

■■  標準原価の考え方
■■■                  2015年3月21日発行 
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おはようございます。河岸です。
 新年度を迎える前に、製品の製造原価を明確にして、原価管理を
行いませんか。製造原価は、原材料原価だけでなく、人件費も含めて
考える必要があります。

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みなさん お待ちしています。

私、河岸宏和の記事が掲載されて居ます。
→  「食品に針混入…深夜ガラガラのスー
パー、犯罪し放題では?経費削減が客を危険に?」

 http://biz-journal.jp/2015/03/post_9176.html 
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 青いラップなど便利な備品です。

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 標準原価の考え方
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現場では無く指示すること

 食品工場で製造原価のコストダウンを考えるときに、始めに考え
るのが粗利を上げること、すなわち配合原価、包材原価を下げるこ
とを考えます。
 このとき何を基準に下げるかと言うことが大切です。
 基準になるのが、標準原価という考え方です。
 商品が設計部門・開発部門から製造部門に回って来たとき、配合
原価、包材原価が標準でいくらで設計されているかと言うことです。
 標準原価の中で工数、人件費等も標準で設定する工場も有ります
が、今回は配合原価、包材原価の設定までにします。

 

標準原価の構成

1 原材料の仕入れ単価
2 配合
3 原材料の使用するときの歩留
4 各工程の歩留
5 包装歩留
6 検体等の歩留

 

 以上の項目について詳しくお話しします。

 

1 原材料の仕入れ単価

 設計時に各原材料の仕入れ単価を設定する必要があります。
 特に気をつけなくてはいけない項目は野菜、卵の様に相場で変動
する物です。野菜、肉、玉子等々相場で10倍くらい動く物もあり
ますので工場のコストを考えたとき、この相場変動をどう見るかが 
工場運営を左右します。

 
2 配合

 レシピー、配合は工場でいじれない工場も有りますが、私がハム
工場にいたときは、ウインナーの配合を考える時に、今月は豚肉が
安いので豚の配合を増やしたり、鶏肉が安いので鶏肉を増やしたり 
その月の配合が一番安くなることを毎月考えました。
 そのとき気をつけなくてはならないのは、最終商品が同じ品質で
仕上がっていること、原料の表示の順番が異なるときは表示を変更
することが必要です。

 

3 原材料の使用するときの歩留  

  小麦粉を計ります10KGの小麦粉を1KGづつ計量したら本
当に10袋できるかという歩留です。 
 逆に原材料で入れ目が有る場合がありますので、この歩留が101%
なんて事も有りまます。

 

4 各工程の歩留

  配合歩留
  充填歩留
  包装歩留
  最終歩留 など色々な歩留があります。
  設計時にきちんと設定する必要があります。

 

5 検体等の歩留

  製品検査、保存検査に必要な歩留です。
  検体等は固定費みたいになってしまうので生産数量が落ちてきた
ときには注意が必要です。

 

 ここまでの項目を設定すると標準的な製造原価が出ます。
 設定した製造原価と今日製造したの製造原価の比較ができますか。
 まず、最終の製造原価がいくら違うか毎日押さえられていますか。
 各工程の歩留を管理してしまいますが、大切なのは毎日の最終の
原価が設定原価とどの程度違うか押さえると言うところです。

 

・配合が高くても歩留が良ければいい
・配合が安くても歩留が低ければ意味が無い

 実際安い原材料に変更したところ製造歩留が下がるなんて事があり
ます。ありますから常に最終原価を毎日押さえることが大切です。

私のお話が皆さんの工場管理を、耕し続けるヒントになれば幸いです。

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