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●セミナーの紹介です。

●大阪無料公演の案内です。
　5月17日金曜日　新大阪です。
　食品工場の安全管理、危機管理についてお話します。
　特に消費者から見ての表示の意味、安全性についてのお話をします。
「千葉県産の関サバ」を掴まされないために、是非参加してください。
　申し込みは　↓↓↓
　http://www.optex-fa.jp/seminar/index11.html

●セミナーの案内です。
「食品の消費期限、賞味期限の設定について」
　安易にあの商品と同じに賞味期限をつけていませんか。　
　於　東京です　
　2013年5月20日（月）　12：30〜16：30
　http://www.rdsc.co.jp/seminar/130521.html　

・食品工場の参考になる本　　
　　　http://astore.amazon.co.jp/koujyou-22/249-0151581-1769102
・中食・外食で参考になる本　
　　　http://astore.amazon.co.jp/innsyokutenn-22
　　
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　表示の大切さ
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食品の表示は自分の名前と同じ

　アパートの部屋を借りたとき、自分の家を建てたときにまず表札を掲げます。
　私は手作りの木製の表札を家の前に掲げています。
　表札自体は家を建てる前から造ってもらい、表札の両側には私の好きなチュ
ーリップ彫り込みがある木製で造ってもらいました。
　名前は「河岸」と掘ってあります。
　私の名前はよく「川岸」と間違えられてしまいます。
　若い頃は「川岸様」と書いて送ってくるファックスなどは、内容も見ずに廃
棄していました。これから何かを伝えたい相手の名前を間違えているのは非常
に失礼に当たると思っています。
　日本語は非常に種類が多くて同じ「かわ」でもいろいろな漢字があります。
　渡辺さんはもっと間違う漢字があります。斉藤さんも同じです。
　自分の名前がちょっとでも違えば皆さんは、まず修正を求めると思います。
　自分の名前が間違えていれば確実に、修正を求めると思います。

表示は食品の顔です。

　自分の名前と同じように工場の商品の表示を見て見てください。
　印刷フイルムを使用している工場は表示ミスは少ないと思いますが、それ
でも新聞の三面記事の下に「お詫びとお知らせ」の社告が数多く、毎日のよ
うに出ています。
　ほとんどがちょっとしたミス、「河」を「川」と間違えたような、ミスが
多いのです。
　賞味期限の表現を間違えた等の本当に簡単な間違いで回収している事も非
常に多いのです。
　公表されているホームページを見てもその多さには驚くと思います。
　「東京都食品安全条例」
　http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/shokuhin/jisyukaisyuu/jyouhou.html
　スーパー、コンビニエンスストアなどの売り場を考えてみてください。
　表示はサーマルラベルで、商品毎に毎日出されている表示が多くなっています。
　サーマルラベルは表示の変更が簡単にできてしまいます。簡単に変更できる
ということは、簡単に間違うことができると言うことになります。
　「河岸」を「かわ岸」と書いてある場合などが見受けられます。
　確かに間違いではありませんが、この「かわ岸」間違いをあなたなら許すこと
ができますか。

毎日毎日しつこく確認すること

　JRなどの電車に乗るときは、一度運転席が見えるところに乗って見てください。
　発車するときに、必ず自分の目の位置から人差し指を立てて信号まで指を伸ば
しながら確認しています。
　その時声も出しています。
　この行為をかっこうが悪いと若い人は行わなくなってきています。
　安全が基本、安全が土台の交通機関ではいまだ基本の基本「指差呼称」を徹底
しています。「指差呼称」の基本は基本となる台帳、電車の場合は運行表と時計、
信号を確認する事、表示の場合は、基本台帳と発行された表示、本日の日付を確
認することが必要です。発行された表示を読み上げて、日付を確認していれば、
３を８に間違えたり、日付が欠落することは無いと思います。

基本の徹底が必要

　工場長のあなたが、ラベルを発行しているところに確認に行ったとします。
　毎日現場を一周されている工場長なら毎日確認している場面になると思います。
　その時、「指差呼称」の基本動作が行われていませんでした。
　「指差呼称」が出来ていないときに注意できるかどうかが、工場の体質を決め
てしまいます。
　「工場の倫理感は、その責任者の倫理観を超えることは無い」と言われています。
　あなたが注意しなければ、あなたを超えて表示のチェックをされる方はいなく
なってしまいます。
　あなたが注意したときに、「この表示が違うのは、表示を設定した方が間違えて
設定したので、発行して貼っている私の責任では、ありません」と答える方がいた
時に、「最終の点検ハードルがあなたです。あなたが気がつかないでそのまま出荷
してしまえばそのまま消費者に届いてしまうのです。単なる作業者ではなく、最終
の出荷責任をもっているのです」と、工場長のあなたは教育しなくてはならないの
です。
　工程工程で最終責任を持って作業しているかどうかが工場全体のレベルを決めて
しまいます。

　各工程の品質のハードルが高ければ高いほど、工場全体の品質は高くなってきます。

　あなたの工場の各工程のハードルを上げる努力はされていますか。