==================================食品安全教育研究所発行==

■■  不正を防ぐために
■■■                  2013年11月3日発行 
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おはようございます。河岸です。
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 不正を防ぐために
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工場監査が必要

 私の講演の中で出された質問です。
 「今日の先生のお話を聞いていると製造現場は不正を行ってい
るという目で監査を行わないといけないと聞こえましたが、もっ
と作業者を信じてもいいのでは無いでしょうか」
 私も「現場の方は不正を行うはずは無い」と信じたいのですが、
現実は北海道の挽肉、うなぎの産地偽装と大きな食品の偽装があ
ったにも関わらずホテルのメニュー偽装はいまだ起きています。
 いま世の中に明らかになっている偽装は、食品加工業者、食品
工場の産地偽装がほとんどです。
 外食産業、個人商店、食品販売店をすべての食品の産地、表示
を徹底的に調べればまだまだ問題は出てくると私は思っています。
 「なぜ、産地等の食品偽装を行うのか」答えは簡単なのです。
 安い原料を使用しているにも関わらず、高級感のある産地など
の表示を行えば高く売れるからなのです。
 「安い原料を使用して高く商品が売れれば儲かるから」この言
葉に偽装の本質を表す事が出来るのです。
 外国産の原料を国産表示する。普通の原料をブランド原料と表
示する。すべて儲かるから行うのです。
 日本の食品販売店、外食産業の産地表示等を抜き打ち監査行え
ば、まだまだ偽装が出てくると思うのです。
 「どうせ食べたって誰も分からないよ」「みんなやっているの
だから」「商売と屏風は曲がらないと立たないのだよ」とうそぶ
く方達を野放しにしているのが現状だと思います。
 

監査されないと

 「神様が常に見ている」この考え方が日本人には不足している
と思います。
 子供を叱るときにも「隣のおじさんに怒られるから」などと言
って、悪いことの本質を子供に教えることなく叱ってしまいます。
 スーパーのレジを考えてください。
 レジがなぜ出来たか、レジは売上金を従業員の方が誤魔化さな
いようにレジにしているのです。
 外食の食券の自動販売機も同じです。売上金を誤魔化さないよ
うに食券を販売しているのです。
 自動販売機を設置しても、販売機の中のお金をくすねれば、売
上金を誤魔化すことができます。
 そこで、監査では売上金と、仕入れ数量、そば屋であればそば
の仕入れ量と販売数を比較するのです。
 当然ロスがあるはずです。そばを落とした、自分たちで食べた
数などは記録を取るようにするのです。
 「この店は管理が厳しくて売上金を誤魔化すことは出来ない」
と従業員が思えば不正は行わない物なのです。
 目の前のざるの中にお金が入っていれば、まじめな方でも思わ
ず手を出してしまうかもしれません。
 「神様が見ている」、「何時監査が入るか解らない」不正が出
来ない環境を作り上げる事で、不正を行い、結果として解雇して
しまう従業員を出さないで済むのです。
 従業員を解雇することは、会社に取っても従業員にとっても不
幸な事になると思うのです。
 外食産業、食品販売店に抜き打ちで「仕入れ量」と「販売数」
の確認のための抜き打ちの監査が入るようになれば、自然と不正
は行われなくなると思うのです。
 産地偽装にかかわらず、「本来は使用できない添加物を使用し
てしまう」、「賞味期限のすぎた食材を使用する」と言った食品
の安全を脅かすことも無くなるはずなのです。
 「監査の時には不正を行っている」という目で行う事が必要な
のです。
 
 不正を見抜く監査を体験したい方は是非私、河岸宏和に連絡
ください。
  http://form.mag2.com/rouvoviami 

 
私のお話が皆さんの工場管理を、耕し続けるヒントになれば幸いです。

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