==================================食品工場の工場長の仕事とは==
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■■ フードディフェンス（食品防御）とは
■■■ ２０１１年８月７日発行
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おはようございます。河岸です。皆さんの家の節電はどの程度進んでい
ますか。電力会社からの請求書、使用実績には昨年同月比が載っていま
す。昨年対比で見ると節電の効果の確認が出来ます。
数字で確認することは非常に大切だと思います。
ツイッターをしています。食について是非合智しませんか。
https://twitter.com/ja8mrx
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８月２５日木曜日 賞味期限設定のセミナーを東京で開催します。
講師は、私、河岸宏和です。
是非、手帳に印をどうぞ。
http://www.gijutu.co.jp/doc/s_108132.htm
講師割引き
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１０月２８日金曜日 埼玉県さいたま市 ソニックシティーで無料講演を
予定しています。講師は私、河岸宏和です。
「安全でおいしい食品を選ぶために」もちろんセシウム牛肉、o-157カルビ
についても触れます。
埼玉で働いている方、住んでいる方が対象です。手帳に印を。
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・食品工場の参考になる本
http://astore.amazon.co.jp/koujyou-22/249-0151581-1769102
・中食・外食で参考になる本
http://astore.amazon.co.jp/innsyokutenn-22
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フードディフェンス（食品防御）とは
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毒を混入させられたら
日本でも食品に対して危害を加える事件が起きています。
針やホチキスをスーパーの売り場でパンや豆腐などに入れる事件は
無くなりません。
針などを刺したパンは、包装材料から空気が抜けるため触ると解る
のですが、なかなか発見は出来ないものです。
１００円程度の商品に対してあれ以上の包装材料を使用することは
事実上難しいと思います。
食品を買うときに、商品を押してみて空気が漏れる物は買わないよ
うにすることが大切になります。
青果物に針をさして毒を混入されたら安全の確認が出来なくなり
ます。
中国に行った時に外資系のスーパーは、お客さんの鞄を預かり、
万引きや異物混入が
出来ないように監視をしていました。
フードディフェンスろ言う考え方は、人間は悪いことを行う物だ
から、出来ないようにする仕組みを考えることだと思うのです。
1984年1985年に起きたグリコ森永事件は実際に毒の入ったお菓子が
売り場で発見されました。
それまでは「そんな事する人はいないだろう」と思っていた事が起
きてしまったのです。
お菓子は、商品が改ざんされたら解るように二重で包装がされるよ
うになりました。
タンパーエビデンス（tamper evidence）改ざんされたときに解る
ような包装形態です。
たとえば、瓶詰めの商品で、ふたを開けると凹んでいたふたが盛り
上がる、針で穴を開けると真空漏れをする、歯磨き粉のように出し口
を壊さないと出す事が出来ない等、商品を改竄されたときに証拠が残
る包装形態が増えて来ました。
悪いことが出来ない仕組みを考えてきたのです。
食品工場でも
食品工場でもフードディフェンスを考える必要があります。
製品保管庫がテントの中にあり、テントの隙間から雨風が入る工場
がありました。
人間、ネズミも倉庫に自由に入ることが出来るのです。
製品をテントの中に置いて有る工場はさすがに少ないのですが、敷
地の中に雨ざらしで原材料が置いて有る工場は少なくありません。
テントで雨だけは防げても悪意を持った方が侵入して悪さが出来る
ところに原材料が置いてあるのです。
食品工場で給水タンクのある工場は施錠をしていますか。給水タン
クの中に何か入れられてしまうと大きな事故になってしまいます。
毎日でも給水タンクが施錠されているかの確認が必要になります。
食品工場、原料等の保管設備などは、外部から侵入出来ないように、
各ドアに施錠することが必要です。
そして、毎朝施錠の状態を確認することが必要になります。
ボイラー室から侵入が出来る工場もあるので注意が必要です。
飼料でも
放射線物質が牛の餌に含まれる事故が発生しています。
人間の食べるものに対しての保管設備はしっかりしています。
米、玄米の保管は倉庫、サイロの中にありますので、空から汚染物
質が降ってきたとしても汚染されることはありません。
しかし、稲わらの保管設備は、非常に簡単な雨だけが防げる保管設
備で保管されている場合がほとんどです。
空から放射線物質が降って来た場合は簡単に汚染されてしまう構造
の保管設備になります。
せめて、屋根だけでなく、倉庫のような保管設備であれば放射線物
質からの汚染は防げたと思います。
東京電力福島第一原子力発電所の事故を受けて、万が一空から汚染
物質が降って来たときの対策を考えておかなければならないのかもし
れません。
あなたの工場のフードディフェンス考えて見ませんか。
私のお話が皆さんの工場管理を、耕し続けるヒントになれば幸いです。