=================================食品安全教育研究所発行=

■■  包装資材の受け入れ時の注意点
■■■                  2016年5月15日発行 
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おはようございます。河岸です。
 包材が入荷したときに、バーコード、一括表示などを
確認していますか。「印刷だから間違え無いよ」と言う
ことは無く、特にバーコードはちょっとしたことで読ま
ない場合があります。
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 包装資材の受け入れ時の注意点
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初回受け入れ時の確認

 包装フイルム、段ボール箱等の包装資材
を受け入れるときにどんな確認を行ってい
ますか。特に新商品などで工場に始めて入
ってくる包装資材には注意が必要です。
 包装資材の確認は、注文時に納品先と打
ち合わして交わした、仕様書と同じかどう
かを確認します。
 包装資材の外観、厚さ、高さ、幅、材質
などが仕様書どおりかどうかの確認が必要
です。
 フイルムの厚さなどはマイクロメーター
等を使用し測定します。
 フイルム、ラベルなどは、入荷時点では
段ボールの中に入っているので、段ボール
を開けないと確認ができません。しかし、
入荷場で開けてしまうと、異物混入上問題
があるので、フイルムなら1ショット分、
ラベルなら一枚を、段ボールの表面にメー
カーの方で貼って貰うようにします。
 荷受け時に段ボールの表面に貼ってある
物を剥がして仕様書と確認を行います。
 一括表示の文字の内容などを確認します
が、バーコードが印刷されている包装資材
は必ずバーコードリーダーを使用して、機
械的に読み取りが可能かどうかを確認しま
す。
 バーコードが印刷上正しく見えても、印
刷の微妙なずれなどで、リーダーで読まな
い場合があるので注意が必要です。

初回納品ロットと差異が無いか
 初入荷時と同じ製造ロットの包装資材で
あれば、数量の確認だけで問題は無いので
すが、製造ロットが異なる場合は、初回ロ
ットの包装資材と材質、表示内容などが異
ならないかの確認が必要です。私の経験で
も、包装フイルムの印刷の色が異なった事、
一括表示の文字が何故か異なっていたこと、
バーコードが読めなかった事等がありまし
た。
 印刷物は初回の版を用いて次のロットも
製造するので、初回製造と異なっても色ぐ
らいしか考えられない物なのですが、印刷
屋さんが、初回の版を無くしてしまったた
め誤字が発生してしまいました。

点検のポイント
1 包装資材の仕様書を作成しているか
2 初回入荷時に確認を行っているか
3 製造ロットが変わった時に確認を行っているか

 
私のお話が皆さんの工場管理を、耕し続けるヒントになれば幸いです。

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