==================================食品工場の工場長の仕事とは==

■■    放射性物質汚染を考える
■■■                                        2011年8月6日発行 
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 おはようございます。河岸です。今日は8月6日日本人が忘れてはい
けない日の一つだと思います。
 一瞬でも歴史を思い出してみてください。
 先日私のTwitterのアカウントが凍結されてしまいました。
 パソコンをWindows7にしたので試しにTwitterのフォローを目一杯し
て見た所、自動ソフトか何かを使ったと思われたのかもしれません。
 巷で言われている原発事故関連をツイートするとアカウントが凍結さ
れるという事が嘘だといいのですが。
ツイッターをしています。
食について是非合智しませんか。
https://twitter.com/ja8mrx
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8月25日木曜日 賞味期限設定のセミナーを東京で開催します。
講師は、私、河岸宏和です。
是非、手帳に印をどうぞ。
http://www.gijutu.co.jp/doc/s_108132.htm
講師割引き 
http://ja8mrx.la.coocan.jp/108132.pdf

10月28日金曜日 埼玉県さいたま市 ソニックシティーで無料講演を
予定しています。講師は私、河岸宏和です。
「安全でおいしい食品を選ぶために」もちろんセシウム牛肉、o-157カルビ
についても触れます。
埼玉で働いている方、住んでいる方が対象です。手帳に印を。
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・食品工場の参考になる本  
   http://astore.amazon.co.jp/koujyou-22/249-0151581-1769102
・中食・外食で参考になる本 
   http://astore.amazon.co.jp/innsyokutenn-22
  
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 放射性物質汚染を考える
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ペンキをこぼしたとすると

 食品を加工する時に太陽光に当てて加工するものがあります。
 梅干、昆布、塩干品などが思い浮かぶと思います。
 私は、アジ、鯖などは生で食べるよりも、太陽光で干した塩干
品の方が美味しいと思っています。
 ちょっと塩干物の製造工程を思い浮かべてみてください。
 あなたの工場の魚を干していたとします。
 地元の子供達が工場見学に来ていて、干している所を写生して
いました。
 絵の具を使用して描いていましたが、子供の内の一人が、絵の
具の筆を洗う水を魚の方にこぼしてしまったのです。
「ごめんなさい」子供は泣いてしまいました。
 工場のあなたは、「泣く事無いよ片付ければいいのだから」と
言って水がかかった所の魚を片付けて子供に声をかけたのです。
 絵の具を洗った水がかかった魚は、目で確認で来たので、間違
いなく片付ける事が出来たのです。
 干し場も水拭きを行って綺麗にする事が出来ました。
 明日からの製造も問題なく行う事が出来るのです。



ペンキをこぼしたら

 工場の外壁のペンキ塗りをしていたとします。
 ペンキ屋さんが、丁度魚を干している場所で、転んでしまい、
ペンキをこぼしてしまいました。
 水溶性のペンキであれば、ペンキが飛び散った魚を取り除け
ば他の魚は安全だと思います。
 しかし、シンナー等の有機溶媒を使用したペンキだったとし
たら、汚れている魚のそばにある物も使用出来なくなってしま
います。
 干場自体もシンナーの匂いが付いてしばらくは魚の干し場と
して使用が出来ないと思います。
 ペンキであればこぼしてしまったとしても、人間の五感で感
じる事が出来ます。
 ペンキの色、有機溶媒の匂いを感じる事が出来るのです。
 魚の干し場に放射性物質が空から降って来たとします。
 しかも、当局から情報として知らされていなかったとします。
 あなたは、目の前の魚をそのまま加工して出荷してしまうの
です。
 しかも。放射性物質で汚染されている干し場を使用して、翌
日以降も干し魚を作り続けてしまうのです。
 人間の五感で異常を判断出来ない汚染物質は、汚染される可
能性のある範囲を安全が確認出来るまで閉鎖すべきだと思いま
せんか。
 一度政府が指示を出し閉鎖し、安全を確認してから作業を再
開すべきなのです。
 もし、放射性物質がシンナー臭がすれば、シンナー臭のする
場所で食品を加工する方はいないと思います。
 もし、放射性物質がシンナー臭がすれば、原料として使用し
無いと思うのです。
 人間の五感で感じる事の出来ない物こそ当局の規制が大事だ
と思います。

私のお話が皆さんの工場管理を、耕し続けるヒントになれば幸いです。

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