=================================食品安全教育研究所発行=

■■  包装資材の保管方法
■■■                  2016年5月14日発行 
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おはようございます。河岸です。
 段ボール、包装フイルムなどは何年も使用出来ると
思っている方もいますが、包材も保管状況が悪いと劣
化してしまいます。
 入荷時に入荷日を記入して、毎月の在庫確認の時に
不良在庫の確認が必要です。
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 包装資材の保管方法
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フイルムには使用期限がある
 フイルム、段ボールなどの包装資材は、
製造ロット、配送ロットを考え、半年以
上のロットで注文する場合があります。
包装資材の中の特に包装フイルムは、高
温多湿のところで保管していると、積層
フイルムの剥がれなどのトラブルを起こ
す場合があります。
 段ボールでも、長期間保管する事で、
虫の混入、太陽光の色褪せなどが起きる
場合もあります。
 包装資材等の資材倉庫には、空調が設
置されていない場合が多いのですが、最
低でも直射日光が差し込まず、外気温よ
りも暑くならない管理が必要です。
 包装資材倉庫は、入荷した段ボールに
入った状態で保管されているので、段ボ
ールについてきた飛翔昆虫などを捕まえ
る捕虫機の設置が必要です。包装資材倉
庫の捕虫機は、モニタリングのための捕
虫機では無く、捕まえるための捕虫機が
必要です。
 鼠、歩行昆虫の巣にならないように、
倉庫であっても木製パレットの使用は禁
止すべきです。包装資材倉庫で使用する
パレットは工場内専用のパレットを使用
し、定期的な洗浄が必要です。

中間倉庫も確認が必要
 包装資材は製造メーカーからの流通経
路の確認が必要です。
 製造メーカーから製造ロット毎に直接
配送される場合はいいのですが、製造メ
ーカーから、中間倉庫で保管し、中間倉
庫から納入される場合は、中間倉庫の管
理状況の確認が必要です。
 工場に入荷する配送車の確認も必要で
す。特に段ボールは、箱車では無く、平
ボデーの幌がけで運ばれている場合があ
ります。配送車の特に床の材質に注意が
必要です。配送車の床は、簡単に清掃洗
浄が出来るステンレス等の材質で出来て
いることが必要です。
 木製の床で出来ている配送車を使用す
る場合は、床に直接載せない工夫が必要
です。

点検のポイント
1 包装資材倉庫の温度管理、太陽光対策が出来ているか
2 中間倉庫の確認を行っているか
3 配送車の確認を行っているか

 
私のお話が皆さんの工場管理を、耕し続けるヒントになれば幸いです。

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