=================================食品安全教育研究所発行=
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■■ 飛翔昆虫の対処方法
■■■ 2015年11月22日発行
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おはようございます。河岸です。
お客様が悪意を持ってあなたの工場の製品に「虫」を混入
させたとしても、混入を否定できる資料、現場の管理が求め
られています。
虫混入のクレームは必ずなくすことが出来るクレームです。
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●私、河岸宏和のメルマガ
「食品工場の工場長の仕事 」
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私、河岸宏和が講師を務めます。
食品製造工場における各種異物の混入防止/原因究明/発生時の対処法
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飛翔昆虫の対処方法
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包装室が陽圧になっているか
工場から紫外線が漏れているなどの対策を取っていても飛翔
昆虫が減らない工場は、工場内の空気の流れの確認が必要です。
本来食品工場は、衛生区分を確実に行った作業場を設計し衛生
区分の一番綺麗な包装室を陽圧にし、衛生区分が悪くなる方向
に空気が流れるように設計すべきなのです。
例えば、包装機のある包装室を一番陽圧にして、壁で仕切り、
段ボール詰め室に空気がながれ、更に壁で仕切り、倉庫、出荷
口と空気が流れるべきなのです。
トラックをつけたドックシェルターの出荷口から飛翔昆虫が
工場内に侵入しても空気の流れで包装室までたどりつけない用
に設計を行うべきなのです。
吸気フイルターが詰まっていないかを確認するために、吸気
量が設計通りにあるかどうかを定期的に確認し記録する事が必
要です。
段ボール箱を持ち込んでいないか
包装フイルム等の包装資材が梱包されている段ボール箱には
必ず虫が付着していると考えるべきです。荷受け口で入荷後段
ボールの表面に空気をあてて虫類を除去する設備を設置してい
る工場もありますが、段ボールの表面だけでなく、段ボールの
なみなみの中に飛翔昆虫が潜んでいる可能性があるので、段ボ
ール箱は、入荷口で取り除き、資材倉庫に移動すべきです。
包装資材を大量に使用する工場では、包装フイルムの外装段
ボールをつけずに運ばせている場合も有りますが、物理的衝撃
がフイルムに加わる場合もあるので、輸送中は段ボールを使用
し、工場の資材倉庫に入れるときに外すのがお勧めになります。
食材に使用している段ボール類も段ボールのまま置いていい
倉庫と段ボールから出さないと保管出来ない倉庫と区分を明確
にすべきです。
点検のポイント
1 包装室が陽圧になるように設計されているか
2 包装室の陽圧を確認し記録しているか
3 段ボールのまま保管する倉庫と外す倉庫が区分されているか
私のお話が皆さんの工場管理を、耕し続けるヒントになれば幸いです。
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