=================================食品安全教育研究所発行= 
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        ■■   飛翔昆虫の対処方法 
        ■■■                  2015年11月22日発行  
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        おはようございます。河岸です。 
         お客様が悪意を持ってあなたの工場の製品に「虫」を混入 
        させたとしても、混入を否定できる資料、現場の管理が求め 
        られています。 
         虫混入のクレームは必ずなくすことが出来るクレームです。 
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        ●私、河岸宏和のメルマガ 
         「食品工場の工場長の仕事 」 
         まぐまぐ大賞2015年に是非 投票 お願いします。  
         http://www.mag2.com/m/0000100977.html 
         みなさんの一票 是非 よろしく お願いします。
        ●異物防止セミナーの案内です。 
        私、河岸宏和が講師を務めます。 
        食品製造工場における各種異物の混入防止/原因究明/発生時の対処法 
        2016年03月25日(金)12:30〜16:30 
        主催(株)R&D支援センター 
        食品工場でさけては通れない、異物混入などのクレームの防止策、 
        従業員教育に関して、実例を元に細かく解説します。 
        従業員教育に直ぐに使える内容を説明します。 
        申し込みは https://www.rdsc.co.jp/seminar/160325 
        講師割引があります。 
         http://homepage3.nifty.com/ja8mrx/2016maributu.pdf 
         
         
         
        ●私、河岸宏和の新刊の案内です。 
        「激安食品が30年後の日本を滅ぼす! 」 
         http://astore.amazon.co.jp/koujyou-22/detail/4777815773 
         是非 30年後の参考になるように書いています。 
        ・食品工場で便利な備品 
         http://astore.amazon.co.jp/koujyou-22?_encoding=UTF8&node=16 
         青いラップなど便利な備品です。 
        ・食品工場の参考になる本   
           http://astore.amazon.co.jp/koujyou-22/249-0151581-1769102 
        ・中食・外食で参考になる本  
           http://astore.amazon.co.jp/innsyokutenn-22 
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          飛翔昆虫の対処方法 
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        包装室が陽圧になっているか 
         工場から紫外線が漏れているなどの対策を取っていても飛翔 
        昆虫が減らない工場は、工場内の空気の流れの確認が必要です。 
        本来食品工場は、衛生区分を確実に行った作業場を設計し衛生 
        区分の一番綺麗な包装室を陽圧にし、衛生区分が悪くなる方向 
        に空気が流れるように設計すべきなのです。 
         例えば、包装機のある包装室を一番陽圧にして、壁で仕切り、 
        段ボール詰め室に空気がながれ、更に壁で仕切り、倉庫、出荷 
        口と空気が流れるべきなのです。 
         トラックをつけたドックシェルターの出荷口から飛翔昆虫が 
        工場内に侵入しても空気の流れで包装室までたどりつけない用 
        に設計を行うべきなのです。 
         吸気フイルターが詰まっていないかを確認するために、吸気 
        量が設計通りにあるかどうかを定期的に確認し記録する事が必 
        要です。 
         
         
        段ボール箱を持ち込んでいないか 
         包装フイルム等の包装資材が梱包されている段ボール箱には 
        必ず虫が付着していると考えるべきです。荷受け口で入荷後段 
        ボールの表面に空気をあてて虫類を除去する設備を設置してい 
        る工場もありますが、段ボールの表面だけでなく、段ボールの 
        なみなみの中に飛翔昆虫が潜んでいる可能性があるので、段ボ 
        ール箱は、入荷口で取り除き、資材倉庫に移動すべきです。 
         包装資材を大量に使用する工場では、包装フイルムの外装段 
        ボールをつけずに運ばせている場合も有りますが、物理的衝撃 
        がフイルムに加わる場合もあるので、輸送中は段ボールを使用 
        し、工場の資材倉庫に入れるときに外すのがお勧めになります。 
         食材に使用している段ボール類も段ボールのまま置いていい 
        倉庫と段ボールから出さないと保管出来ない倉庫と区分を明確 
        にすべきです。 
         
         
        点検のポイント 
        1 包装室が陽圧になるように設計されているか 
        2 包装室の陽圧を確認し記録しているか 
        3 段ボールのまま保管する倉庫と外す倉庫が区分されているか 
          
        私のお話が皆さんの工場管理を、耕し続けるヒントになれば幸いです。
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