==================================食品工場の工場長の仕事とは==
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■■ 賞味期限の印字について
■■■ 2010年9月27日発行
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おはようございます。河岸です。外は大雨ですね。月曜日の雨はなんか気が
重い物ですね。
食の本の紹介、裏側シリーズ3弾 「野菜の裏側」が発売されました
私の「スーパーの裏側」も読んでみてください
http://astore.amazon.co.jp/innsyokutenn-22?_encoding=UTF8&node=5
ツイッターをしています。
食について是非合智しませんか。
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私のセミナー、講演会の案内です。
平成22年10月7日(木) 板橋区立文化会館
「食品施設におけるATP・迅速検査の実践的活用」
http://www.keiran-niku.co.jp/atp/atp-kouen23.htm
外観目視検査の教育訓練・評価法と
集中力確保のための検査環境の作り方
日時 平成22年10月25日(月) 12:30〜16:15
会場 [東京・王子] 北とぴあ 9階 902会議室
http://www.gijutu.co.jp/doc/s_010117.htm
講師割引
http://ja8mrx.la.coocan.jp/Oct25gaikann.pdf
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今週のお勧めの本です。
コシヒカリより美味い米 (朝日新書) [新書] 佐藤 洋一郎 (著)
偽コシをなくす為には
植物遺伝学者の方が書いた本です。日本の作付け面積の40%を占めると
言われているコシヒカリ。
日本人が一番好きな品種とも言われています。
しかし、流通しているコシヒカリが生産されている量よりも三割も多いと言
われています。
何故、偽コシが産まれてしまったのか、偽装業者は偽コシをどのように作
り出しているのか、偽コシを発見する為にはどうしたらいいのかを解説して
くれています。
しかしいちばん大切なことは、私たち消費者も自分自身で偽物を発見で
きる力を付けなければならない事を気づかせてくれる一冊です。
http://astore.amazon.co.jp/innsyokutenn-22/detail/4022733411
★5個です。
・食品工場の参考になる本
http://astore.amazon.co.jp/koujyou-22/249-0151581-1769102
・中食・外食で参考になる本
http://astore.amazon.co.jp/innsyokutenn-22
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賞味期限の印字について
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消費者の常識と合わせないと
貴方がISOの監査員として食品工場の監査に行ったとします。
書類上の審査が終わり現場確認をおこなっています。
賞味期限の印字を行なっている工程を確認していた時に、賞味期限が
印字されていない半製品を確認しました。
現場の方に「この商品はなんですか」と質問すると、「見込み生産を行な
っているので、注文の確定数を印字したら明日に繰り越します」との答えが
返ってきました。
賞味期限のみ印字しないで商品の繰越をおこなっていました。
何日使用可能ですか、との問には2日間は繰越が可能です と答えが返っ
てきました。
すなわち、同じ製造日の商品で賞味期限が三種類存在する事になります。
当日印字の物、翌日印字の物、翌々日印字の物の三種類になります。
生産計画次第では日配の商品で毎日注文を受けて製造している事になっ
ている商品でも3日に一回製造すれば納品出来る事になるのです。
納品先、お客様は毎日製造していると思っても実は同じ製造日の物を賞味
期限だけ付け替えている事になるのです。
完成品で繰り越している工場も
ある工場では、ラベルを貼り完全に商品として完成した段階で保管されてい
ました。
唯一日付のみ印字していないのです。
日付は出荷時にインクジェットプリンターで印字しているのです。
凍結状態からチルド状態に温度条件を変化させて印字しているのでは無く、
チルド状態でラベル包装まで終わっている物を出荷に応じて印字しているの
です。
法律上は、「最終包装の段階を印字している事」と定義すれば問題ないと
思います。
しかし、同じ加熱日、同じ包装日のもので消費期限、賞味期限が複数日で
きてしまいます。
チルド状態のもので同じ加熱日、同じ包装日のもので消費期限、賞味期
限が異なる商品ができてしまうのです。
私は同一品で複数の日付を打つことはおかしいと思います。
監査員自身が疑問に思っても、監査項目に無い事は指摘が出来ない物です。
監査以外で注意しようとしても、法律上問題が無ければ注意できない物です。
監査員の方の倫理感の中でおかしいと思ったときに注意することが私は必
要だと思います。
ISOを取得している工場であれば、原料、商品を仕入れるときに監査の必
要が無いようにすべきだと私は思います。
私のお話が皆さんの工場管理を、耕し続けるヒントになれば幸いです。