==================================食品安全教育研究所発行=

■■  排水に関する苦情を防ぐために
■■■                  2016年1月10日発行 
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おはようございます。河岸です。
 寒いうちは異臭がしませんが、暖かくなってくると排水処理
施設のにおいが気になってきます。
 誰が管理するか、問題が起きたらどうしたらいいか管理方法
は決まっていますか。
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●セミナーの案内です
 私も講師を務めます。
毛髪・カビ・虫の混入対策と再発防止
〜食品/化粧品/医薬品工場〜

【第2部】食品安全教育研究所 代表 河岸宏和 氏

■ 開催要領
日 時 : 平成28年2月8日(月) 10:00〜17:10
於 東京
 http://www.gijutu.co.jp/doc/s_602116.htm
 講師割引があります。↓↓↓↓
 http://homepage3.nifty.com/ja8mrx/602116kabi.pdf
みなさん お待ちしています。

●異物防止セミナーの案内です。
私、河岸宏和が講師を務めます。
食品製造工場における各種異物の混入防止/原因究明/発生時の対処法
2016年03月25日(金)12:30〜16:30
主催(株)R&D支援センター
食品工場でさけては通れない、異物混入などのクレームの防止策、
従業員教育に関して、実例を元に細かく解説します。
従業員教育に直ぐに使える内容を説明します。
申し込みは https://www.rdsc.co.jp/seminar/160325
講師割引があります。
 http://homepage3.nifty.com/ja8mrx/2016maributu.pdf


●私、河岸宏和の新刊の案内です。
「激安食品が30年後の日本を滅ぼす! 」
 http://astore.amazon.co.jp/koujyou-22/detail/4777815773
 是非、読んでみてください。
 30年後の参考になるように書いています。

・食品工場で便利な備品
 http://astore.amazon.co.jp/koujyou-22?_encoding=UTF8&node=16
 青いラップなど便利な備品です。

・食品工場の参考になる本  
   http://astore.amazon.co.jp/koujyou-22/249-0151581-1769102
・中食・外食で参考になる本 
   http://astore.amazon.co.jp/innsyokutenn-22
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 排水に関する苦情を防ぐために
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●毎日確認する事が必要
 排水基準は地域の条例で設定されています。工業団地で
は、団地の基準で設定してある場合もあります。排水が基
準内になっているかどうかの確認を毎月、専門業者に任せ
ている場合が多いと思います。しかし、浄化槽は生き物で
す。温度、湿度、天候によって浄化槽の状況は大きく変化
します。毎朝、昼、夕方、浄化槽の状況の確認が必要です。
 排水の工場からの出口、実際に川に流れ出る所の確認も
必要です。
 工場の出口では異常が無くても、川の出口で異常に泡が
発生している場合があります。真夏の高温時に高温の性で
魚が川に浮いていても工場の排水の性になってしまうので、
川の状況は毎日確認し記録する事が大切です。
 工場の排水の出口には、小さな池を設置し、金魚などを
飼う事で、地域の方が見学に来たときに安全性を伝える事
が出来ます。
 浄化槽が地上に有る場合は、関係者以外が、浄化槽に上
がらないように施錠し、施錠記録をつける事が必要です。

●汚泥処理について
 汚泥を運び出すトラック、浄化槽の中の排水を運び出す
トラックが、工場の敷地の外を走るときに、トラックの
「タイヤから汚泥が落ちた」、「荷台から汚泥が落ちた」
などと言ったクレームが発生します。
 私も、市道に汚泥が落ちていて異臭を感じた経験があり
ます。
 工場から運び出す前に確実に載っているかの確認が必要
です。
 脱水した汚泥がある程度溜まるまで処理施設に置いて有
る場合がほとんどだと思います。保管期間が10以上になる
場合は、ハエなどの虫の発生を予防する処置が必要です。
 汚泥を保管する場所をシャッターなどで密閉し薬剤を噴
霧できればいいのですが、開放状態で保管してある場所は、
一週間以内で運び出すことで、虫の発生を抑える事ができ
ます。

点検のポイント
1 浄化槽の状況を毎日確認し、記録しているか
2 浄化槽は施錠され、施錠記録があるか
3 汚泥置き場から虫の発生が無いように対策を取っているか

 
私のお話が皆さんの工場管理を、耕し続けるヒントになれば幸いです。

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