===========================================工場長の仕事とは===
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■■ 今月の配合表の配布について
■■■ 2003年11月18日発行
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おはようございます
関東はこの秋一番の寒さになってきました 外気が10℃を切ると食品の
管理には安心な季節ですが 朝起きたり 車に乗るときには 勇気がいる
季節に なってきましたね
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今月の配合表の配布について
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先日 「標準原価の考え方」のお話をしました
http://homepage3.nifty.com/ja8mrx/hyoujyunn2.htmこの標準原価の設定が 終わりますと 今度は この標準原価に対して
コストダウンをしたくなります 毎年毎年 コストダウンしていくと 最後はコストゼロに
なるんで無いか なんて 思う人もいると思いますが 工場が続いている以上それは
宿命ですね 毎年毎年 コストをいかに 下げていく 製造のコストもありますが
食品の場合 配合原価 包材 歩留を含めた 原材料原価のコストダウンが
思ったより 効果的ですね
では 今月 今週の配合を あなたの工場は配布していますか
何故 このような お話になるかと いうと 食品の原材料は ほとんどが 相場で
動くのです 肉 野菜 魚 全て 相場で動きますね また フレシュの原料 凍結の
原料等々 同じ 表示でも 原料の種類が あります また ロットによる 製品に
なったときに力の差 たとえば 保水性とか 結着力の差とか 出てきます
そのときに 月単位 週単位 日々単位で 製品の配合をいじって コストを下げる
もしくは 原材料の高騰したときに 配合コストを上げない その努力が必要ですね
では どのように 作成したらいいのでしょうか
この配合表の作成で 私は20年以上前 マルチプランのソフトを使用していました
マルチプランが無ければ この考え方は 出来なかったくらいに 感激しましたね
そして 1−2−3になり いまは エクセルですが どのソフトも感激的に使いやすく
なってきましたね このエクセルを使用すれば 一瞬で 作成することが出来ますね
1 標準原価を作成します
2 今月の配合を作成します
3 使用する原材料の量を計算します
4 原材料の確保が可能か検討します
5 2〜4を繰り返して 一番最適な配合を探ります
では 詳しく お話ししたいと思います
1 標準原価を作成します
年度の初めに今年の標準原価を作成することをお勧めします
そのときに 仕入れ価格一覧表も必要です
配合原価 歩留を設定すれば 原価が出来ますね
2 今月の配合を作成します
原料事情を配慮して コストを配慮して また 表示の順番が変わらないこと
可能であれば 表示を変更したいのですが なかなかそうはいきませんね
3 使用する原材料の量を計算します
ここの所が重要です いくら安い原料配合を考えても 原材料が手配出来ないと
配合は実施出来ませんね また 一定量の安い原材料があれば 飛びつかない
理由もありませんね
4 原材料の確保が可能か検討します
確実に入荷するか 入荷までの保管料が いくらか確認する必要が あります
5 2〜4を繰り返して 一番最適な配合を探ります
ここまで 検証出来ましたら 配合表を印刷して 都度現場に配布します
そして あなたの仕事は 現場が この配合通りに本当に 行われているか
そして 一番大事なのは お客様に 届けている最終商品が いつも同じ品質で
届いているか 確認することが 大切ですね
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