==================================食品工場の工場長の仕事とは==

■■  配電盤の管理について
■■■                  2013年3月23日発行 
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おはようございます。河岸です。
 産地偽装の報道が続いています。
 みなさんの工場で仕入れている原材料の産地確認は行っていますか。
 産地偽装されないために工場監査を行っていますか。
 千葉県産の関サバを仕入れないために、仕入れ先の監査を行って見てください。
 監査の指導などは 連絡をください。
 連絡は http://form.mag2.com/rouvoviami に お願いします。

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「品製造工場における具体的な異物混入対策の手法」
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 食品工場の安全管理、危機管理についてお話します。
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 みなさん お待ちしています。

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 配電盤の管理について
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小動物が侵入しないように

 東京電力福島第一原子力発電所で停電が発生してしまいました。
 原因は配電盤の中にネズミが入ったための漏電とされています。
 原子力発電所の事故発生から二年たっても配電盤が仮設状態で室外に設置されて
いたことには驚いてしまいました。
 バックアップ配線が無かった事、室外の仮設状態であった事は信じられない状態
で管理されていたと思います。
 配電盤の中にネズミなどが入り込み、感電死する事は、想定内の事故になります。
屋外に設置する、配電盤、給湯器などには、配線の穴にはゴムパッキン等でネズミ
が入り込まないような設置必要なのです。
 私の家の給湯器の中にも小さなネズミが入り込み、感電死していました。設置の
時にゴムパッキンなどの侵入防止策がとられていなかったようです。
 もちろん修理は無償で行ってもらいました。
 作業室内にある配電盤、設備の配電盤などについても配線の穴から虫、埃などが
入り込まないように目止めを行う必要があります。水分、湿気が入り込むと配電盤
内部の故障にもつながりますので、ゴムパッキンだけではなく、パテなどで目止め
をしっかり行い、配電盤内部には乾燥剤を入れている工場もあります。
 新設工場などを設計する場合は、配電盤類は製造現場では無く、製造室の外の廊
下などに設置すべきだと思います。
生産設備に必要なスイッチ類が入っている配電盤は、完全密閉がの必要性がありま
す。
 福島原子力発電所のようにネズミ、虫などが侵入する可能性が無いか再点検され
ることをお勧めします。

定期で確認清掃が必要

 配電盤の中に虫などの侵入の形跡が無いか、侵入出来る隙間が無いかを定期的に
確認する必要があります。
 最低月に一回は点検し記録を付ける必要があります。

避難する時に

 地震、火事などで工場から従業員全員が避難するときに、配電盤のどのブレーカ
ーを落とすか決めていますか。
 すべてのブレーカーを落とすのかどうするのか考えておくことが必要です。
 家庭のブレーカーはすべてメインのブレーカーを落とすべきだと考えます。
 昔の家は玄関にヒューズボックスがついていて、何かあると玄関のヒューズボッ
クスを切っていた覚えがあります。
 今の家、アパートは配電盤がお風呂場などに設置してあります。
 地震などで家を空けるときには、メインのブレーカーを切って、停電から復旧し
た時に倒れたストーブに電気が流れて、火災などが起きないようにしておく事が必
要です。
 同じように考えて、工場では、どのブレーカーを切るべきか日常で考え、いざと
言う時に誰でもが解るように、「見える化」しておく事が必要です。

 避難するときに切るブレーカーは「見える化」されていますか。

私のお話が皆さんの工場管理を、耕し続けるヒントになれば幸いです。

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