========================================食品工場長の仕事とは===
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■■ 期限改ざん常態化 社長も事実把握
■■■ 2007年8月17日発行
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おはようございます。河岸です。何故組織になると何時も自分が持っている
常識と異なる動きをしてしまうのでしょうか。人間が元もと持っている倫理観で
どうして動けないのか考えてしまいます。
是非、今週末読み直してみてください。色々考える夏休みでした。
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ビジュアル図解食品工場の品質管理
By 河岸 宏和
食品工場の品質管理について詳しく詳しく書いてあります。
食品工場の品質管理について運動会に使用するテントを例に判りやすく
説明しています。品質管理で守る物は食品の危害を守ればクレームなどの
トラブルは無くなります。危害は、物理的危害、化学的危害、生物的危害、
日付表示ミス、アレルギー表示ミスの6項目が考えられますが、危害を空から
降って来る雨と考えて雨を防ぐテントの天幕に穴が開いているとトラブルが
発生してしまいます。そんなたとえ話と図表が多く判りやすく書いてあります
ので食品工場で品質管理を行っている方、工場で働いている方、営業の方
にも是非読んで頂きたい本に仕上がりました。あなたの工場で細菌検査を
行う前に雨漏りが起きていないか是非点検をしてみてください。
http://astore.amazon.co.jp/koujyou-22/detail/4495575813/249-0151581-1769102
「まずい!!」学―組織はこうしてウソをつく (祥伝社新書 79) (新書)
樋口 晴彦 (著)
決められているから自分が違うと思ってもやってしまう。
自分が正しいと思っている論理でも、仕事をしている
企業に行ってしまうと違う論理で動いてしまう事って
ありませんか?
大奥の子供の育て方も母親と離して育てることは
育てている全員が違うと思っても
「決められているのでしょうがない」そう思ってやってしまう。
なんか似ていませんか?
http://astore.amazon.co.jp/koujyou-22/detail/4396110790/249-0151581-1769102
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期限改ざん常態化
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業界の常識が一般の社会には通じないと明確になった事例です。
包装フイルムが変更になって商品自体が持つようになったとの説明ですがこ
の時点で、社内規定の賞味期限の期間を変更していれば全く問題が無かった
事例になると思います。
菓子業界はどら焼きの半製品を工場で製造し、凍結状態で店舗まで配送し
て店舗で賞味期限を表示する等の半製品管理をしていると思います。
和菓子などの対面販売であれば賞味期限自体を表示する法律的義務があ
りませんので、極端な話し「食べることが出来なくなるまで販売する」事が行わ
れているかもしれません。
石屋製菓が再建を目指すとしたら最低次の点は進めてほしい物です。もし、
私のメルマガを読んでいる方で会社の論理で賞味期限を製造日によって変更
している業界の方がいれば早急に改善をしていただきたい物です。
1 製品は細菌検査などの出荷判定をおこなってから出荷する
2 個包装(小さな包装の状態)で賞味期限と製造日を印字する
3 会社全体を監査する第三者組織をいれる
私は北海道に行くと必ずおみやげに買っていました。是非真剣に取り組んで
もらいたいものです。
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期限改ざん常態化 社長も事実把握 「白い恋人」96年から
石屋製菓(08/16 14:15) 北海道新聞より引用
石屋製菓(札幌市西区宮の沢)の石水勲社長は十六日、札幌市内で記者
会見し、「白い恋人」の賞味期限を一−二カ月延ばす改ざん行為を一九九六
年から十年以上、行っていたことを明らかにした。石水社長自身もこの改ざん
事実を知っていた。「白い恋人」の賞味期限改ざんが会社ぐるみで、常態化し
ていたことが分かった。
札幌市保健所はこうした行為について、十五日の立ち入り検査で「不適切
だ」と指導した。十四日に三十周年記念商品の一部で改ざんが発覚した際に、
石水社長は「改ざんは三十周年限定商品の四千三百二十八箱だけ。ほかの
白い恋人には存在しない」と断言。虚偽の説明をしていたことになり、経営責
任が問われることは必至だ。
北海道を代表する菓子メーカーの不祥事は「事実隠匿」から「虚偽説明」、
「改ざん常態化」と一気に拡大した。
会見によると、同社は社内規定で「白い恋人」の賞味期限を「四カ月」と設定
していたが、一九九六年に商品保存が効く特殊な包装フィルムを導入してから
「商品は一年間、最低でも六カ月は持つ」と認識。「白い恋人」の在庫が発生す
るたびに、パッケージの賞味期限の刻印を一−二カ月延長する改ざん行為を
繰り返していた。
賞味期限改ざん商品は、全出荷量の二、三割に及ぶという。
石水社長は「私も(延長していたことを)知っていた。大変申し訳ない。創業
の精神に立ち返りたい」と、あらためて陳謝した。
また、同社長は同日、本社工場の製造ラインを無期限で停止し、店頭の全商
品を回収する方針を明らかにした。同社は十五日の会見で、製造ラインの停止
は「十六日から十九日まで」と説明していた。
私のお話が皆さんの工場管理を、耕し続けるヒントになれば幸いです。