=================================食品安全教育研究所発行=

■■  原料、資材の受け入れ状況について
■■■                  2016年11月12日発行 
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おはようございます。河岸です。
 取引先の監査を受ける前に、内部監査、第三者の監査を受けて、
自浄し、常にお客様に対して公開出来る製造工場で有ることが必要
なのです。
 第三者の目での監査の要望などは下記からお願いします。
 http://form.mag2.com/rouvoviami
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・食品工場で便利な備品
 http://astore.amazon.co.jp/koujyou-22?_encoding=UTF8&node=16
 青いラップなど便利な備品です。

・食品工場の参考になる本  
   http://astore.amazon.co.jp/koujyou-22/249-0151581-1769102
・中食・外食で参考になる本 
   http://astore.amazon.co.jp/innsyokutenn-22
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 原料、資材の受け入れ状況について
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●何時入荷したか記録があるか
 工場には凍結原料、冷蔵原料、温度管理され
ていない原料など様々な温度帯の物が運ばれて
来ます。
 納品業者は配送効率を上げるために、冷凍原
料と冷蔵原料を同じ配送車で納品している場合
があります。
 配送車内を温度帯毎に区切って運ばれていれ
ばいいのですが、ある温度帯の荷物が多いと凍
結原料を冷蔵で運んでいる場合もあります。配
送時間が短いから問題無いと言う方もいますが、
私は、配送する温度は製品に表示された通りの
温度帯で配送すべきだと思っています。
 原料の入荷時には、温度確認、記録が必要で
す。
 包装資材、パスタなど室温管理が必要な原料
が、冷蔵車で運ばれてくる場合があります。室
温管理品を冷蔵車で運ぶと湿気を呼ぶため禁止
すべきです。
 入荷時に入荷日を記載します。入荷日の記載
が無いと、何時入荷したか解らなくなり、入荷
伝票と紐付けが出来なくなります。
 包装資材に入荷日表示を行っていない工場が
多いものですが、包装資材に異常があった時に
ロット管理ができなくなってしまうのかならず
入荷日の記載を確認します。

●配合時の記録が必要
 原料、包装資材を使用するときには、使用し
たロットが解るように帳票に記載します。原料
ロットが複数にまたがる場合は、配合時に複数
ロットにまたがった旨が解るような記録が必要
になります。
 特に包装資材に問題があった時に最終商品か
ら使用した包装資材ロットが解るように記録が
必要です。
 包装フイルムなどは、配送されてくるダンボ
ールだけに製造ロットが記載されている場合、
フイルムを包んでいるビニールにロットが記載
されている場合がありますが、ビニールを剥い
でも製造ロットが確認できる位置に記載されて
いることが重要です。
 一括表示、バーコードなどが印刷されている
フイルムは、製造ロット毎に当初のフイルムと
比較し印刷ミス、色調などが異ならないかの確
認を行っているかの点検が必要です。
  
点検のポイント
1原料入荷時に温度測定が行われ、記録があるか
2原料に入荷日の記載がされて居るか
3帳票に使用した原料のロットが記載されているか

 
私のお話が皆さんの工場管理を、耕し続けるヒントになれば幸いです。

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