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●無料講演の案内です　2013年２月８日　金曜日　15:00〜17:30　
　TKP名古屋ビジネスセンター
「食品工場の食品安全管理・危機管理のポイント」
　危機管理の基本を解説します。申し込みは下記から　お願いします。
　http://www.optex-fa.jp/seminar/index09.html　

●食品表示について無料講演を予定しています。
　２月27日水曜日　福岡で午後からです。
　是非　手帳に●をつけておいてください。

●私、河岸宏和も書いて居ます。《研究、開発、製造、検査現場における》
「ヒューマンエラー対策 事例集 」
　−独自性のある仕組みづくり、効果のある教育法−
　申込時に「河岸宏和」の紹介と書いていただけると、10％引きになります。
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　原料のロット区分について
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原料に問題があったら

　簡単な製品を考えて見ます。
　砂糖、卵、牛乳で出来ているプリンをあなたの工場で製造していたとします。
　牛乳にわずかの異物が混入している可能性があると、牛乳メーカーから連絡が
来ました。
　原料で使用している牛乳のある納品日の物に問題があったのです。
　他の納入日の牛乳には問題が無く、特定の牛乳のロットに問題があったのです。
　入荷した時点の牛乳には問題が無かったので、原料としてすべて使用してしま
っていました。
　あなたの工場では、特定の原料に問題があったときに、使用している製品の製
造日、ロット、納品先を特定出来ますか。
　もし、使用してる牛乳が、午前中と、午後でロットが違ったときに、午前中製
造した商品にだけ問題のある牛乳を使用していたとしたら、製品の特定が出来ま
すか。

ロットが混じった時に

　１ケース12pk入りの商品があったとします。午前中のロットで11pk、午後から
の製品で1pkで１ケースになったとしたら、外箱のロット区分、一つ一つロット
区分はどのようにしていますか。
　ロット区分を行う事は、もし、原料、製造方法に問題が有った時に、回収する
対象を小さくするために、ロット区分を行う必要があるのです。
　何時入荷した原料を使用しているか、明確で無ければ、市場にあるすべての商
品を回収する必要が出てくるのです。
　最終商品に何かのロット記号を付けて、ロット記号を見れば、配合ロット、使
用している原料のロットが明確にるのが理想だと思います。

エビで問題があったら

　ウナギ、エビなど養殖をしている食材があります。特定の養殖池で使用しては
いけない薬剤などを使用していた、何か病気が起きていた等といった場合、あな
たの工場で使用しているエビから養殖池までたどれますか。
　エビを使用した製品のロットとエビの養殖池をつなげることが出来ますか。
　トレース出来ると言う事は、最終商品に繋がっている紐があって、最終商品を
引っ張ると使用したエビの池、えさ、薬剤まで繋がると言う事です。
　紐が繋がっていることを証明出来るのが記録、帳票になります。

　市場回収するときのロットを小さくする事を検討してみませんか。
　
私のお話が皆さんの工場管理を、耕し続けるヒントになれば幸いです。