=================================食品安全教育研究所発行=
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■■ 原価から学ぶこと
■■■ 2016年4月10日発行
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おはようございます。河岸です。
あなた自身の体調を管理するときに、毎日身長を測ったり
しないはずです。体重、体温など毎日変化する数値で体調を
管理すると思います。
あなたの工場の体温の平均値、異常値を把握していますか。
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●品質管理についての教科書になります。
他社の失敗から学び想定外をなくす
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原価から学ぶこと
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●毎日数字を確認する事
工場には様々な数字が落ちています。
経理上の数字だけでも次のような物があり
ます。
売上、変動人件費(生産量に応じて変化す
る人件費)、固定人件費(生産量で変化しな
い人件費)、配送費、保管費(外の冷蔵庫に
製品、原料を保管した場合)、電気代(ユー
ティリティーに関する経費)、衛生費(洗剤、
薬品、)、消耗品費、作業服洗濯代、検査費
用(細菌検査、理化学検査)、事務費、通信
料等があります。
収支を出すための数字は、月末に数字を把
握するのが、一般的です。経理上の数字でも、
生産量で経費を割って、毎月比較すれば、正
しく工場が運営されているかどうかを管理す
る事が出来ます。
例えば、衛生費を働いている方の人数で割
れば、一人当たりの衛生費の金額が算出され
ます。衛生費は少なすぎれば、現場の洗浄が
不足していることをしまします。逆に多けれ
ば、洗浄方法に無駄があると言う事になりま
す。
新商品を設計するときに、「原材料原価を
40%に押さえる」、と言うラフな設計をする
のでは無く、変動人件費などの勘定科目毎の
明細を明確に設定し、毎月商品毎に設計通り
仕上がっているかどうかの確認が必要です。
●毎日数字を把握すると
手洗い洗剤の量を毎日把握する事で、従業
員の方が、毎日確実に手を洗っているかどう
かを確認する事が出来ます。把握するのはさ
ほど難しく無く、手洗い洗剤を補充した量を
管理するだけで可能です。
包装フイルムの歩留まりを把握するだけで、
包装工程の管理状況を把握する事が出来ます。
通常95%の包装資材歩留まりが、80%になっ
ていれば、包装機のトラブルでリパックなど
の包装不良品が多くなった事を把握する事が
出来ます。
経費節減のために毎日数字を管理するだけ
で無く、品質管理上も必要になります。
点検のポイント
1 月次の勘定科目上の数値を把握しているか
2 商品設計時に、勘定科目上の数値を計算しているか
3 日常管理で把握している数値はあるか
私のお話が皆さんの工場管理を、耕し続けるヒントになれば幸いです。
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