========================================食品工場長の仕事とは===

毎日使う道具の手入れは行っていますか

　最近は出版された本「イチローの流儀」小西 慶三 (著)によるとイチローが

どのくらい道具を大切にしているかが伝わってきます。そして時間の使い方を、

本当の自分の仕事、すなわち野球をすることにどれだけ重点を置いて仕事を

しているかが伝わります。勝った試合でも、負けた試合でも試合が終わって

ロッカーに帰って来ると、必ずグローブの手入れをするそうです。イチロー選手

は、子供の時から、普通の子供が持たないような、高価な本当の革を使用した

グローブを使用していたので、道具を大事に使用する心はその時から付いて

いるのかもしれません。又、ナイキがイチローにスパイクを使用してほしいと申

し出ても、今使用している日本製のスパイクが新品を使用した瞬間から使用

しやすく、自分の体にフィットしているとの理由から、決してナイキに変える事

は無かったとの事です。アメリカの大リーガーは、自分のグラブをおしりの下

にひかれても文句は言わないそうですが、イチローは尻の下に引くなどは、

監督でも許さなかったそうです。バットに付いてもうまくいかなかったときに、

決してバットを折ったり、道具にあたることは無かったそうです。

毎日何か繰り返していることはありますか

　野球選手でも、練習が終わると自分の道具を磨くことなく、車を洗って居る

選手も居ると思います。私たちは毎日何を磨き続ければいいのでしょうか。

私もハム会社の現場で働いていたときに、毎日毎日ハムをスライスする設備

の刃を磨いていました。磨き始めた理由は、隣の４号機のオペレーターの方が、

製造が終わると毎日刃を磨いて居たからです。その方は時給で採用されていた

方なのですが、自分のタイムカードを押した後、設備の整備をしていました。今

なら、労働監督署が入ると大変ですが、当時はそんな時代でした。私は新入

社員ですから、「へーー」と思って初めのうちは、直ぐ工場から帰って、お酒を

飲みに行っていましたが、何故か４号機の調子がいいので、オペレーターの

方に聞いてみたら、「毎日刃を磨がなきゃだめだよ。」と言われ、それからは、

私も直ぐに工場を出ることなく、刃を磨き続けました。ハムスライサーの設備

の心が伝わるのか、設備の調子は上がっていきました。不思議なものです。

私たちは何を磨き続ければいいのでしょうか

　では、毎日毎日、毎週毎週、毎月毎月、毎年毎年、私たちは何を磨き続け

ればいいのでしょうか。もちろん工場で使用する設備を磨き続けることも大切だ

と思います。イチローの場合は、毎日の食事、生活も全て野球のために磨き続

けたそうです。パワーを上げるために、筋肉を付けて筋力を上げる事が、今の

野球選手ははやっていますが、イチローはベストの体重、ベストの体型を変え

ることなく、もちろん筋肉を増強することもなくいまの体型を維持するのが「イチ

ローの流儀」だそうです。私のメルマガも毎週、毎週続けています。そうするこ

とに寄って、だんだん書くことが苦痛で無くなってきました。これだけの文書が

私のホームページ上にあると言うことは、それだけで何か文書を纏めるときに

何時どもストックがあると言うことです。どんなレポートを頼まれても引き出しの

中に文書がたくさんあると言うことは、非常に仕事上も役に立っています。何か

を続けて向上することは非常に大切な事だと思います。

私のお話が皆さんの工場管理を、耕し続けるヒントになれば幸いです。