==================================食品安全教育研究所発行=
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■■ 会社のマスコットに恥ずかしく無いか
■■■ 2015年9月13日発行
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おはようございます。河岸です。
食品工場は従業員で動いています。どんな機械化され
た工場でも最後の商品の品質は作業をされて居る方の意
識で決まると思っています。
去年よりも今年、売り上げを増やしたい工場長のあな
たは、従業員の教育計画を立てていますか。
商品の品質を上げて、売り上げを上げるためには従業
員の教育訓練が一番大切なのです。
工場長の自身の教育計画も含めて、従業員の教育につ
いて考えて見ませんか。
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青いラップなど便利な備品です。
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誰の顔を見て仕事するのか
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実際の顔を浮かべること
私が、品質管理の教育を行うときに必ず使う言葉です。
「あなたの大切な人の顔を思い浮かべてください」「大
切な方にあなたの工場の製品を食べさせる事が出来ますか」
と話します。
「あなたの大切な人」この大切な人をイメージするため
のイラストが、私の名刺などに使用して居る「ひよこ」の
絵なのです。
ひよこの名前は「ぴよちゃん」と言うのですが、ぴよち
ゃんがアイスクリームを食べています。
もしこのアイスクリームが腐っていたとしたら、異物が
入っているとしたら、化学薬品が入っているとしたら、食
べてはいけないアレルゲンが入っていたとしたら、期限の
過ぎた原材料を使用して居るとしたら、あなたは、工場の
中で、製造する事ができますか。
工場の中で生産した物をあなたの大切な方に食べて貰う
ことが出来ますか。
「北海道産の牛乳を使用して居る」と表示しながら、他
の産地の牛乳を使用してアイスクリームを製造することが
できますか。
と従業員に私は教育をするのです。
実際に自分たちが作った製品を食べる方の顔を思い浮か
べて作業することで、何をしたらいけないのかが新入社員
でも具体的に考える事が出来るのです。
家庭での作業よりも厳しく
自分の赤ちゃんが使用する哺乳瓶は使用する前に必ず洗
浄殺菌を行います。
もし、自分の子供が、小麦アレルギーだったとしたら、
子供専用に鍋を使用し、子供専用の醤油を用意していると
思います。
「工場で使用する器具は必ず洗浄殺菌していますか」特
にお客さんがそのまま食べるもの、たとえばスライスハム
などを包装する時に使用して居る備品器具は、使用前に哺
乳瓶のような洗浄殺菌をしていますか。
アレルゲンが異なる製品を作るときに、自分の子供に対
するのと同じような区分を行って居ますか。
工場で長年作業をしていると、作業に慣れてしまいます。
特に大きなクレームが起きていないと「まーーこんなもの
か」とおもってしまい、基準がどんどん甘くなってしまい
ます。
特に工場の責任者から、作業性、生産性のノルマを課せ
られると洗浄殺菌、アレルゲンの区分が特に甘くなってし
まう傾向にあります。
工場内で働いて居る方は慣れてしまって問題意識が薄く
なってしまうのですが、外部の視点で点検を行うとびっく
りすることがままあるものです。
毎年定期的な教育が必要な点は外部の目を従業員に意識
させることにあるのです。
本当に今行って居る作業が、大切な人に食べてもらえる
食品を作っているのかどうかを気づいてもらうきっかけに
なるのが定期教育の基本だとおもいます。
外部の方の教育を検討してみませんか
あなたの工場、会社にはマスコットがありますか。
あなたの会社のマスコットに
恥ずかしく無い作業を今行っていますか
私のお話が皆さんの工場管理を、耕し続けるヒントになれば幸いです。
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