春が近づくと　今年も給料が上がるかな　なんて思うのが　サラリーマンですね

工場長のあなたも　オーナーで無ければ　今年も給料が　あがるかな　なんて

思っていますね

従業員　工場で働いている人は　その思いをもっと強く　抱いています

何年働いても　給料が上がらないな　なんであの人だけが　給料が

あがるんだろう　なんて　思っていますね　きっと

大きな会社　今ははやらないですが　労働組合おおきな会社なら　労働組合が

あって　労使交渉なんてしながら　賃上げをしていきますね　その上部団体で

いま新聞では　定期昇給のみを求めていく　とか　ベースアップなしとか

賃下げとか　書いてありますけど　みなさん　意味は　しっかり　理解していますか

新聞だけを　読んで　うちの工場は　今年　給料は上がらないよ　とか

今年は　給料ダウンとか　話す工場長が　いますが　それは　従業員の

やる気を　どんどん下げていくことに　なります

定期昇給とは　会社によって違いますが　

　給料は　年齢給＋勤続級＋能力給が　普通の内容になっています

　このうち　年齢給　勤続給は　毎年自然にあがるようになっているのが

　定期昇給です　

　たとえば　一つ年を取ると　１，０００円　アップ

　　　　　　　一年勤続すると　３００円　アップ　

ベースアップは

　この定期昇給のための　ベース　を上げると　言うことです

　たとえば　１８歳の　年齢給　１００，０００円を１０５，０００円に　アップ

　年齢給のアップ分を　１，０００円を１，０５０円に　５０円アップ

　勤続給のアップ分を　　　３００円を　３１０円に　１０円アップ

　この賃上げのベースをアップするのが　ベースアップ分です

従業員　世間でいうパートさんも　同じです

一年目　７００円／時間　が　一年経てば　５０円アップ　これが　定期昇給です

ベースアップは　この５０円を　５５円にする　と言うのが　ベースアップ分です

この　世間の話を　まぜこぜにして　

今年は世間も　給料が上がらないから　私の会社工場も　給料は上がらないよ

って　よく話す　責任者の方も　いますが　これは　違いますね

ベースアップが　無いのか　定期昇給を　止めるのか　明確に話さないと

いけません

特に　パートさんは　給料のいいところ　景気のいい工場に動きますので

あなたの給料は　いくらですと　明確に　契約書で結ぶのがいいと　思います

プロ野球選手の様に　社員も毎年　給料がいくらですと　責任者の方と

面接するのが　本来は　いいと思いますが

あなたの工場の　責任者は　賃上げを勘違いしていませんか？？

私のお話が皆さんの工場管理を、耕し続けるヒントになれば幸いです。