==================================食品工場の工場長の仕事とは==
■
■■ 加熱用馬肉を刺身で
■■■ 2013年3月16日発行
□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
おはようございます。河岸です。
焼き肉のえびすの事件を思い出してしまいます。
たった一社のばかな経営者が牛肉の刺身を食べられなくしまってしま
いました。
また馬刺しの生食を行政が禁止しないように願うばかりです。
食品衛生をしらない経営者は退場してほしいものです。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
●河岸宏和の福岡無料公演の案内です。
4月12日金曜日 福岡市です。
食品工場の安全管理、危機管理についてお話します。
特に消費者から見ての表示の意味、安全性についてのお話をします。
「千葉県産の関サバ」を掴まされないために、是非参加してください。
申し込みは ↓↓↓
http://www.optex-fa.jp/seminar/index10.html
●「食品製造工場における具体的な異物混入対策の手法」
日 時 平成25年3月29日(金)
講師割引は下記から ↓↓↓
http://ja8mrx.la.coocan.jp/303116.pdf
・食品工場の参考になる本
http://astore.amazon.co.jp/koujyou-22/249-0151581-1769102
・中食・外食で参考になる本
http://astore.amazon.co.jp/innsyokutenn-22
==========================================================
★☆ ====================
加熱用馬肉を刺身で
===========================
なぜ肉業界に多いのか
また肉業界での食品偽装事件です。しかも一歩間違えば、食中
毒殺人事件になる偽装です。
なぜ、肉業界で偽装が多いのでしょうか。ミートホープ事件、
雪印食品、飛騨牛など揚げればきりが無いくらいあげる事が出来
ます。
肉屋さんは昔から価値の無いものを、価値があるように加工し
て利益を出してきたのです。
「私の会社はそんな事は無い」と言われる方もいるかもしれま
せん。
しかし、ロース肉にバラ肉、バラ足を付けて加工する習慣は無
くならないのです。
本来のロース肉は、背最長筋の部分で、ロース部位は赤身の固
まりのはずなのです。
赤身の赤い固まりの肉に、バラ肉を付けた形がいまのロース肉
の形なのです。
いかに価値の高い物に価値の低い物を付けるかが肉屋の仕事な
のかもしれません。
鶏の挽肉に、価値の低いパンを混ぜたミートホープ事件が、す
べても物語っていると思います。
仕入れ先の監査が必要
今回は焼き肉屋さんの保険所の食中毒の調査で発覚しました。
焼き肉屋さんが仕入れ先を保健所と同じ目で監査を行っていれ
ば中毒事故が起きる前に偽装に気がついたはずです。
仕入れ先に監査を行うと告げると「信用していないのか」と大
きな声で話す方がいますが、私はお互いの信用のために監査を行
う必要があると思っています。
大きな声を出す方、大きな声を出す工場は、何か監査されては
まずいことがあると私は思っています。
原材料を仕入れていない食品工場、飲食店は無いと思います。
偽装された原材料を掴ませられないために是非仕入れ先の監査
を実施してください。
監査指導の依頼は http://form.mag2.com/rouvoviami に
お願いします。
==========================================================
中日新聞より引用
http://www.chunichi.co.jp/article/nagano/20130313/CK2013031302000017.html
馬肉偽装、小売店など困惑の声
2013年3月13日
大成本社に入る伊那保健所の職員ら=飯島町で
飯島町の馬肉卸売業「大成」が、輸入した加熱用馬肉を生食用
と偽って販売していた問題で、大成は十二日、取引先に対する事
情説明に追われた。県内では中南信地域を中心に馬肉を扱う店が
多く、焼き肉店やスーパーなどでは困惑の声が広がっている。
同社によると、販売した馬肉約三十二トンのうち、東京検疫所
から腸管出血性大腸菌に感染する可能性が指摘されたアルゼンチ
ン産の馬肉が約八百五十キロあった。県は十一日、食品衛生法に
基づいて同社に回収命令を出している。
大成本社では、十二日朝から問い合わせの電話が相次いだ。社
員らは、取引先に文書を送るなどして謝罪。駒ケ根市の直営店で
は、生食用馬肉の販売を取りやめた。今後は偽装した商品の回収
を進めながら、信頼回復に努めていくという。
大成と取引のあるスーパー「アップルランド」(松本市)は、
問題のあった馬肉は扱っていなかったが、店頭に並ぶ馬肉のくん
せいやハムを全店舗で撤去。安全性が確認できるまでは、すべて
の馬肉商品を扱わない方針だ。
駒ケ根市で焼き肉店を経営する女性(64)は「やっと馬肉ユ
ッケが浸透してきたところだったのに、もうお客さんに出せない。
何で偽装なんてしたのか」と憤った。
一方で、焼き肉チェーン「牛角」を経営するレインズインター
ナショナル(横浜市)の担当者は、大成の検査で安全性が確認さ
れたカナダ産の馬肉を使っているとしたうえで「偽装が発覚して
からも馬肉ユッケは提供している」と話していた。
(札木良)
|