==================================食品工場の工場長の仕事とは==
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■■ 要員配置について
■■■ 2009年8月2日発行
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おはようございます。河岸です。
早い物でもう8月です。お盆休みを取るとあっというまに8月は終わって
しまいますね。
8月6日木曜日の文京区の講演内容が決まりました。無料ですので是非
聞いて見てください。
日時 8月6日木曜日 午後2時から3時半まで。
会場 文京シビックセンター 小ホール 文京区春日1−16−21
http://www.city.bunkyo.lg.jp/sosiki_busyo_shisetsukanri_shisetsu_civic.html
内容 食品事業者が現場で取り組む衛生管理の実際
参加希望の方は8月5日(水)前日までに下記へ連絡お願いします。
連絡先 文京保健所生活衛生課 食品衛生
電 話 03−5803−1228
受付時間 8時30分〜17時15分
内 容 「8月6日第2回食品衛生実務講習会」参加について
「河岸先生のHPを見て」と言ってください。
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今週のお勧めの本です。
ドイツ料理万歳! (平凡社新書) (新書) 川口マーン 惠美 (著)
チーズが食べたくなります
ドイツに25年住んでいる方が書いています。ドイツ料理と言えば、ジ
ャガイモとソーセージです。
ドイツ料理のイメージと言えば、ビールを飲みながらアイスバイン、ザ
ワークラフトになります。
日本のドイツ料理店に行ってもアイスバインが代表料理の様です。
私は、この本で紹介されている「ラクレット」が非常に食べたくなりまし
た。アルプスの少女ハイジの中でも出てくる料理ですが、チーズのおい
しさを楽しめる料理の様に伝わってきました。
ラクレットという料理に触れることができだけでもお勧めの1冊です。
http://astore.amazon.co.jp/koujyou-22/detail/4582854753
★5個です。
食卓の向こう側〈8〉食育その力 (西日本新聞ブックレット) (単行本)
誰に対して「いただきます」を言うのか
永六輔さんのラジオ番組で、「給食費を払っているのになんで「いた
だきます」を子供達にいわせるんだ」との話題が沸騰したことがあり
ました。
食べると言うことは、動物、植物たちの命を頂いている事には間違
い無いと思います。
子供達に食べる事の大切さを教えるために、学校にお弁当を自分
で作って持ってくる取り組みが紹介されています。
お金を出しても買う事が出来ない大切な事を学ばさせる非常にいい
取り組みだと思います。
大学受験、高校受験に必要な科目しか子供に勉強させていないあ
なたにお勧めの1冊です。
http://astore.amazon.co.jp/koujyou-22?node=6&page=10
★5個です。
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要員配置について
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朝の段取りが出来ていますか
あなたが、管理者ではなく一般の従業員とします。そしてしばらく休んで
いて昨日のうちに今日から出勤すると連絡を入れて有ったとします。
そのあなたが朝工場に来て、着替えて、タイムカードを打った後、どんな
仕事をするか明確になっていますか??
特に年末等の繁忙期は短期のアルバイト、パートの方をたくさん採用す
ると思います。
新しく採用した人を含めて、今日の出勤する従業員の人数、時間は事前
に把握していますか?
急な欠勤遅刻の連絡は、事前に、何時までにと決めてありますか。
その連絡をどこに書いて置くか決まっていますか。
ここで、今日の出勤する従業員の人数の把握ができました。
次に要員配置は、どのように従業員の方にわかるようにしますか??
様々な方法があります。
1 工場の図面がホワイトボードに書いてあって従業員の名前が磁石で
貼り付ける
2 剣道、柔道の道場のように、名札が工程ごとにぶら下げてある
3 パソコンで毎日名簿と配置を決めて打ち出してある
4 パートさんが段取りを決めて勝手に配置している
みなさんの工場は どんな風に段取りをしていますか??
何故事前に配置を決めておく必要があるか、考えてみてください、毎
日の生産は注文量によってさまざまな製造量をこなすことになると思い
ます。
今日は、注文が多い、今日は注文が少ない。
また、パートさん、従業員の方の出勤も休み等でばらつくと思います。
従業員の方が住んでいる地域が狭い地域の場合は、小学校等の学
校の行事とか、地元の行事で、出勤は大きく変化してしまいます。
工場長の立場としては、毎日同じ注文数量が有って、製造量が同じで
従業員の出勤が安定していれば、人時生産性、利益が安定して、毎日
安心して管理していけると思います。
また作業に上下は、有りませんが、どうしてもきれいな仕事、楽な仕事
と汚い仕事、辛い仕事に分けられてしまいます。仕事を従業員同士で
割り振っては、効率的に公平に作業はできないと思います。適材適所
で効率的に作業を進めるためには、要員配置が工場長の腕の見せ所
になります。
もう一つの考え方です。工場には、原材料の入荷から、包装工程、出
荷までいろいろな工程があります。
リーダー的な人には、定期的にいろいろな作業をしてもらって、工場
全体の仕事を覚えてもらう必要があります。
私は、包装工程だけでいいです。と言って何十年も同じ包装機のオペ
レーターをしている工場もありますが、そのオペレーターの方が休まれ
ると何もわからなくなる、また工程を改善したいと思っても、その方が反
対すると言った長く同じ現場の仕事をすると弊害が出てきたりします。
従業員の方が朝工場に入る前に、今日の仕事を事前に理解できる事
によって従業員の方のあたまの中で、自分自身の段取りができると思
います。
できれば、前日帰る前に次の日の段取りができているとさらにいいと
思います。
朝、工場に来て、着替え終わってから、朝礼の中で、あなたはどこど
こ、あなたはどこどこと配置するより、工場に入る前に、できれば着替
える前に、朝工場に
ついた時点で一日の作業が全てわかるようにしておくと、一番いいと
思います。
一度あなたが、従業員の気持ちになって朝、工場に入って見てください。
色々な事がわかると思います。
私のお話が皆さんの工場管理を、耕し続けるヒントになれば幸いです。