VOICE　１０月号に私、河岸宏和の投稿記事が載っています。
　もう少しするとネットで公開される予定です。
　「検証・繰り返される食品問題」　是非　手に取って　みてください

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　意外に安全なコンビニ弁当
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コンビニは表示を行って居る

　コンビニでお弁当を購入すると、一枚のラベルでは書き
きれない添加物表示がされています。ラベルの表示だけを
見て、コンビニ弁当は添加物の塊と言われています。持ち
帰り弁当、スーパーでの対面販売のお弁当を購入しても、
消費期限、価格程度の表示しかありません。ラベル表示だ
けを見ると、添加物などは使用していないように見えます。
　私の知る限り、持ち帰り弁当、スーパーの弁当などと、
コンビニ弁当は同じ原材料を使用して居ます。お客様の顔
を見ながらお弁当などを販売する場合には添加物などの表
示を法律上行う必要は無いのです。昼食時に大量に弁当箱
に詰めてある場合でも、対面販売のピークに備えて事前準
備をしている場合は、表示の必要が無いのです。
　スーパー等では温度管理されていない台の上に弁当が並
べられて販売されています。
　コンビニ弁当は、製造工場からトラックの中、販売時点
まですべて温度管理された状態で販売されて居ます。細菌
の繁殖のスピードは、15℃よりも25℃、25℃よりも35℃の
方が早く増殖します。日光の当たる店頭などで販売されて
居るお弁当は、細菌を増殖させているようにしか見えませ
ん。
　同じ原材料、同じ添加物を使用していたとしても、コン
ビニ弁当は、衛生的な工場の中で、マスクをし、作業着に
着替えて弁当を製造しています。製造後直ぐに食べるので
あれば、多少汚い環境の厨房で製造しても問題はありませ
んが、本当に表示してある消費期限まで問題が無いかは疑
問です。

目の前の厨房で造っていない

　すべてのスーパーではありませんが、スーパーの海苔巻
き、いなり寿司などは、コンビニと同じように工場で製造
し、何本かずつ包装され、運ばれて来ます。運ばれて来た
海苔巻きは、パックを開けられ売り場に並べられます。店
頭に並んでいると、目の前の厨房で造っているように見え
ますが、工場で造っている場合が多いのです。
　ポテトサラダ、スパゲティーサラダなども、工場で造ら
れた物を、パックに小分けしているだけの場合があるので
す。
　コンビニのポテトサラダは、ジャガイモを蒸かしてつぶ
す所から作り、毎日毎日お店に届けています。目の前で造
った様に見せている所と、本当に衛生的なところで製造し、
添加物表示を正直に行って居るところ、みなさんはどちら
で購入しますか。

　
私のお話が皆さんの工場管理を、耕し続けるヒントになれば幸いです。