========================================食品工場長の仕事とは===
安全を一番に考える事の大切さについて
毎週のように飛行機で移動することの多い私でも、なかなか事故には遭いま
せん。交通事故に遭ったことのあるかた、交通事故を起こしたことの有る方を
探すことは非常に簡単ですが、飛行機事故の関係者を捜すのはなかなか難し
いと思います。それだけ飛行機は安全な乗り物と言えるかもしれません。但し、
飛行機は一度事故を起こすと、自動車とは比べものにならないくらい多くの方
が犠牲になってしまいます。そういった意味で自動車などに比較してより安全
が求められる乗り物になります。
スカイマークの一連の報道について考えます。
スカイマークは、飛行機の寡占状態を崩して、より乗りやすい価格に飛行機
運賃を変更した大きな意味のある企業です。私もスカイマーク、エアドウはよく
利用します。コーヒーもでないですが、最低の安全性は確保されていると信じ
ていました。しかし、ジャンボが車にぶつかった修理箇所をメーカーからの修理
勧告を知らずに放置したと伝えられています。
スカイマークのホームページ 3月14日 機体構造部材の修理期限超過について
http://www.skymark.co.jp/company/inverstor/060314.pdf
安全より運行をそして売り上げを優先する考え方。
安全より、売り上げを優先する考え方。人の命を預かる交通機関では有っては
ならない事項です。地震のあとにJRは線路を点検員が歩いて確認するために
私鉄などより復旧が遅いとクレームが付いているようですが、私は、私鉄よりも
安全を最優先しているように感じます。ゆっくり電車を走らせて問題が無ければ
走行してもいいような気がしますが、安全は何よりも優先する事項だと思います。
そして、スカイマークは、最低の安全のラインを守っているかどうかを、国交省が
抜き打ちの検査に入ると報道がありました。このことは、安全の最低ラインを
スカイマークが守っていないと国交省は思っていることになります。本来整備士が
不足した日が発生すれば、飛行機の運行を取りやめてでも、安全を守るべき
だったのです。工場でも2時間毎に検査する担当者を交代させると決めていて
交代するものが休んだときにそのまま、検査を続行したりしてしまいます。
本来はお客様の安全を一番に考えていれば答えははっきりしています。
運行よりも安全を優先していますか??
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スカイマークに抜き打ち検査 国交省特別監査チーム asahi.com より
2006年03月17日12時12分
国土交通省は17日、修理期限を9カ月過ぎた旅客機を運航していたスカイマー
クエアラインズ(SKY)に対し、7人の特別監査チームが抜き打ちの立ち入り検査に
入ったと発表した。特別監査チームによる検査は初で、約1カ月間、羽田空港に常
駐し、運航・整備の管理体制を調べる。SKYは確認整備士が過去1年間で10人
以上辞めており、同省は厳しい調査が必要と判断した。
北側国土交通相は17日朝の閣議後の記者会見で「整備士数に余裕があるとは
言えないなどの懸念がある。安全管理体制が十分にできているかをしっかり見て
いかなければいけない」と述べた。
SKYの確認整備士数は現在43人で、同省が必要としている水準をわずかに
上回る程度。
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スカイマーク、整備責任者足りず 1人で2機点検
2006年03月14日16時20分 asahi.com より
スカイマークエアラインズ(SKY)が、出発前の航空機を空港で点検する整備士を
計画通りに配置しなかったことが相次ぎ、国土交通省から厳重注意処分を受けて
いたことが分かった。整備士の退職が相次いだことが主原因で、国交省は「安全
管理が不十分だ」と判断した。SKYはその後、整備士の配置や採用を見直し、改
善したという。
同省などによると、航空各社は、出発前の航空機1機につき、確認整備士などと
呼ばれる整備責任者を1人ずつ配置し、不具合がないかを点検している。確認整
備士は、通常、国家資格の1等航空整備士や同航空運航整備士の資格を持ち、
一定程度の経験年数のある整備士を社内で審査して任命している。
昨年、国交省がSKYを立ち入り検査した際、羽田空港の発着便で確認整備士が
足りず、隣り合って駐機した2機の機体を、確認整備士が1人で点検したケースが
少なくとも9回確認された。確認不足などの問題はなかったが、SKYが国交省に提
出した整備に関する規定に反していた。
また、SKYから報告がなく、立ち入り検査で見つかったことを国交省は重視。SK
Yの整備部門の責任者に対し、「このままでは安全管理が不十分になる。整備士の
配置や管理を徹底する必要がある」として、文書で厳重注意した。
SKYは国交省に対し、「整備士が予想以上に退職し、補充が追いつかなかった」
などと原因を説明し、再発防止策を提出した。
私のお話が皆さんの工場管理を、耕し続けるヒントになれば幸いです。