2003年6月17日 味の素ゼネラルフーヅ株式会社 |
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AGFは、インスタントコーヒーパウダーの再生利用をしておりません 「製品再生」(リワーク)に対する弊社の考え方と現状 |
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味の素ゼネラルフーヅ株式会社(AGF)は、食品企業として、優れた品質の製品、お客様への優れたサービスを、提供し続けることを使命として活動しており、常にお客様や市場の変化に注意を払いつつ、お客様の視点に立って社内の従来の常識をチェックし、ズレや思い込みによる不具合があれば、直ちに改善する活動を行ってきております。 昨年、他社インスタントコーヒーについて報道されました、「インスタントコーヒーの再生利用」に関してですが、弊社独自の判断で2000年1月より、全ての製品において中止致しております。その理由でありますが、例えば再生紙であれば、「再生紙を使用しています」と表示するのと同様に、「コーヒー再生物」を使用しているのであれば、その旨を明示していなければ、メーカーとしてお客様に対して不誠実ではないかと考えたからです。 中止するにあたりましては、「製品再生」に関連する設備を製造工程から取り除くことにより、再生利用の可能性を完全に排除致しました。こうしたことから、2000年1月以降製造、出荷された製品には、再生利用したものは一切含まれておりませんので、ご安心いただきたく存じます。 この意思決定は、大幅なコストの増加につながるものであり、難しい判断でありましたが、お客様には純粋な製品をお届けする事が、より大切だと考えて決定いたしました。お客様本位の私達の活動を具体的に示すものとして、ご理解いただきたいと思います。 又、AGFはコーヒーの製造から販売にいたる全ての企業活動において、徹底して無駄をなくす取り組みを行っております。それは、廃棄物削減を追求し、資源の無駄遣いをなくすと共に、環境負荷低減に積極的に貢献することをねらいとして設定した「環境問題に対するAGF基本方針」に基づくものです。私達は、国内インスタントコーヒー業界の中で先駆けて、国際規格であるISO14001を関連会社を含む全社で認証取得し、環境問題に積極的に取り組んできております。 AGFは、廃棄物の削減を進める一方で、インスタントコーヒーの原料として、全て自然の恵みであるコーヒー豆を使用していることから、万一出荷見込みの無くなった在庫品が発生したとしても、コーヒー製品に再生利用することではなく、他の用途で有効に活用することが大切だと考えております。土壌改良剤や工業用用途に利用するための研究をすすめているのは、こうした考え方に基づくものです。 AGFはこれからもお客様視点に立った品質の提供と併せて、資源の有効利用と、環境に配慮した活動を積極的に進めてまいります。 【環境問題に関するAGF基本方針】 1.基本理念 AGFは、地球環境問題に関し、全ての事業活動(コーヒーを主体としたAGF全商品の企画・開発・生産・販売)と自然との共生を最重要課題の一つと捉えます。 AGFは、常にグローバルな視点を持ち、永続的かつ着実な環境改善に努めます。 2.方針 |
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私のお話が皆さんの工場管理を、耕し続けるヒントになれば幸いです。